21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

菅圧勝の世論調査は異常連鎖が招いた

2010-08-30 11:25:28 | 政治にモノ申す
 これまで幾度となく、マスコミが行う世論調査に翻弄される政治に難癖をつけてきた。民主党の代表選にいたっては菅支持7割強、小沢支持2割弱と、その差は歴然としており、民主党議員と国民との間に大きな隔たりがあると言う声がまたぞろ出ている。

 逆にここまで差が出ると、これからの展開が逆におもしろいのではないかと期待してしまう。

 つまり、こうした世論調査を国民の声と受け止め、菅陣営は自身を持って小沢排除に磨きをかけ、逆に小沢陣営は政治は人気投票ではやっていけないと開き直り、菅政権と小沢の政治の違いを打ち出そうとするだろう。いいことだ。

 昨日も書いたが、小沢の不人気の原因は政治とカネである。相変わらず小沢は説明していない、首相になったら政治とカネの追及で前に進めなくなると、身内の議員が平気で言っている。小沢にかけられた嫌疑は何か、起訴の対象となっている容疑は何か、そうした現実を考えれば、小沢に一体何を説明しろというのかわかるというものだ。どう考えても、ヒステリックに説明責任を問われる話ではない。

 マスコミに翻弄される政治家、そんな姿を見せられて判断する国民、そして世論調査が行われ、結果を見てあたふたする政治家、まさに異常の連鎖ではないか。

 その異常さは、代表選後の分裂だ、政界再編だ先走りするマスコミの論調に現れている。

 もっとマスコミも政治家も冷静になろうよ。菅と小沢が代表、首相の座をかけて選挙をやる。マスコミの役目は、票取り合戦を報じることではなく、政策論争に持ち込むことだ。つまり、世論調査の数字を作っているのは自分たちのヒステリックな報道だということをマスコミは知るべきだ。
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