暦馬券ありソダシ

　初のダート、初の中京コース、しかも古馬とのGⅠ、これは厳しい。プラス要素を上げるならお父さんもお母さんもダートが得意、洋芝の１８００ｍで２勝、さらにＧⅠ２勝の実績に裏打ちされたスピード、でも常識ではまあ無理と考えるのがプロの馬券師なのだろう。それでもソダシに勝ってほしいと願って床に就いたら、早朝、答えが下りてきた。

　とりあえず逃げる。隣のカジノフォンテンがハナを主張すれば、番手でも構わないが、できれば天性のスピードを生かして最短距離をガンガン逃げたい。当然、後続の有力馬は「やっぱ行くか」「ああ、行っちゃたよ」てな具合で、カジノ以外は無理に追っかけない。

　そうなるとしめたもので、案外ペースは落ち着き、２頭が抜けた状態で３コーナー手前まで進む。そこで、初めて後続がやばいと感じてペースを上げる。後ろにいたルメのカフェなどは一気にまくってくるはずだ。

　直線は先行２頭の叩き合いになるが、こうなるとソダシの持ち前の勝負根性に火が点く。絶対に抜かせない。後続が一気に迫るも後の祭り、２頭がそのままゴール、３着に飛び込んだのは内目でしっかり足を溜めたエアスピネルだった。

　今日は何日？１ー２ー５の３連単暦馬券の出来上がりてなわけ。

　こうなりゃ、ローリスク、ハイリターンの懐が痛まない程度に一点勝負で夢見よう。