tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

日本の文化・社会にマッチした税制、人事賃金制度を

2016年03月07日 10時20分16秒 | 経済
日本の文化・社会にマッチした税制、人事賃金制度を
 前回の補論です。
 企業が戦後以来の正社員中心制度を非正規多用に切り替え、政府が所得是の累進性を大幅に緩和しました。
 これには、プラザ合意とバブル崩壊による「失われた20年」の「デフレ不況」に何とか対応するという意味もあったでしょう。

 しかしその対応の方向は、多分にアメリカのやり方を真似ているように思われます。
 加えてその後の マネー経済の真似も進んでいます。
 アメリカはその結果、格差社会の典型になり、今まさにそれへの反省が顕在化してきています。

 日本は日本として、日本なりの反省を進めるべきでしょう。まだ舶来崇拝の残る日本ですが、ここはもう、政府も経済界も舶来崇拝はやめて、日本らしい道を進んでほしいと思います。
 
 単純な舶来崇拝では日本は 失敗ばかりです。海外からの文物は、日本流に消化してこそ生きるのです。それが繁栄する日本の明日につながるのでしょう。

 次回は、これも日本企業に合わない「同一労働・同一賃金」を取り上げたいと思います。