tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

ゲンジボタル羽化

2016年05月28日 21時46分55秒 | 環境
ゲンジボタル羽化



この1週間、ゲンジ蛍の羽化が続きました。
 4月26日に「今年の蛍は新規蒔き直し」と書きましたが、その後の展開です。
 庭の隅のオオムラサキの下の1坪ほどの草藪の中に、発泡スチロールの箱に水を8分目ほど入れて幼虫30匹とカワニナを同じぐらい入れ、雨の降らないときは、時々散水して様子を見ていました。

 カワニナは箱のふち迄上ってきますが、気が付いたら蛍の幼虫はいなくなったようで、這い出して地中に繭を作ったようでした。羽化率がどのくらいになるだろうと見守っていましたが、前の日曜に1、火曜に2、水曜に3、金曜に1と合計7匹羽化して、その後は静かです。

 昨年は幼虫20で7匹、今年は幼虫30で7匹で、羽化率は些か残念ですが、雌が1匹いますので、今年は採卵に失敗しないようにして、孵化させ巧く飼育すれば自家製のサイクル完成の可能性がります。

 今はケージに入れて、下にミズゴケを敷き、どくだみやツユクサを入れていますが、毎晩良く光っています。夜になると表に出して、近所の方や、通りがかりの方に見て頂いています。

 ブログに載せるために、素人なりに、何とか写真を撮ろうと努力した結果が上です。どくだみの葉に上でストロボが光ったもの、どくだみの葉の裏に回ったのをストロボなしで撮ったもの、私のジャージの止まって光っているもの、3枚です。

 金曜日には  庭のU字溝に放してあるヘイケが1匹羽化しました。6月にかけて羽化が本格化すると思います。ゲンジは来週中には卵を残して短い成虫の時期を終えるでしょう。それからヘイケボタルの時期です。どの程度羽化するか、望ましくは30~40匹と期待しています。これも採卵、孵化の準備をしています。

 

日本人の心打つ世紀の和解

2016年05月28日 11時49分07秒 | 国際関係
日本人の心打つ世紀の和解
 伊勢志摩サミットは平穏のうちに終わり、何よりでした。
 特に実りがあったわけではありませんが、宣言には、各国首脳が国に持ち帰れる文言は入ってよかったと思います。

 日本の自然と文化、日本人の心根、プラスアルファで7つの真珠をあしらったラペルピン(襟章)・・・。7人の首脳に日本についての良い印象を強めて頂ければ幸いです。

 今回はサミットに続いたイベントのほうが、大事(おおごと)になったようです。
 オバマさんの広島訪問です。多分これは、日米両国にとって、さらには世界の核問題にとって何らかのマイルストーンになったのではないでしょうか。
 原爆投下国の現職の大統領が広島を訪問、慰霊碑に献花し、コメントを述べて、被爆者代表と言葉を交わすという、日米両国にとっては、さらに特別な意味を持つはずです。

 事前の地ならしは十分あったとしても、やはり同時に大きな不安もあったでしょう。しかしことは整然とかつ淡々と行われ、オバマさんの原爆資料館訪問、慰霊碑への献花、そして年来の理想を掲げた未来志向のコメントがあり、安倍総理の答辞?もあって日米の相互理解をしっかりと表明するプロセスがきちんと進みました。

 錦上花を添えたのは、それに続いてのオバマさんと被爆者との直接対話でした。
 TVでは対話の内容は聞こえませんでしたが、坪井直さんとの対話が進むうちに緊張の面持ちだったオバマさんの口元から白い歯がこぼれ、心からの微笑をかわす2人の表情が映し出されました。
 原爆の犠牲になった米兵捕虜についての調査研究を続けてこられた森重昭さんとの抱擁は、人間同士の心の通い合いを感じるものでした。

 こうした恩讐を超えた人間同士の理解と和解の次元への到達は、(菊池寛の『恩讐の彼方に』を引くまでもなく)日本人には感銘と心の安らぎを感じさせるのでしょう。
 
 紛争の絶えない世界の中で、この映像は、それぞれの国やそれぞれの場でどう受け取られるか、私の理解を超えている部分もりそうです。恨みは決して消し去るべきではないといいう考え方もあるかもしれません。

 しかし、世界のより多くの人々が日本人と共通するような思いをもって受け取ってくれるのであれば、それだけ世界は平和に近づくのではないでしょうか。