大切な日本文化が壊れていく・・・
日本文化の良い所はなんでしょうか。
いろいろあると思いますが、まず、自然との共存を大事にする文化があります。狭い国土に1億2千万人が住みながら、森林面積が国土の7割ほどもあるのです。
平和を愛する多様性の共生を実践する文化(日本人のDNAの多様性は世界のトップクラス)があります。縄文時代には既に日本列島内の広い交流はありましたが、戦はなく、征服・被征服結果の奴隷制度もなかったというのが多くの調査研究の結果です。戦が始まったのは、武器とともに戦という外来文化が入って来てからのことのようです。
自然は豊かな実りをもたらすが、時に大きな自然災害をもたらすという風土の中で、自然を尊重し巧みに自然と共生する繊細な感覚を磨き、自然と共生のための集団生活(農耕、栽培、後の稲作の影響も大きい)を重視し、人間集団を大切にする文化を育ててきています。(ほかにもいっぱいりますが、さし当たってここまでにします)
一万有余年の縄文時代を通じて育まれた文化の上に、自然と人間のホリスティック(全体的な)な共生システムの大切さの認識とそのための繊細な感覚の創造と練磨といったものが育ち、、後の世にそれが纏められたものの典型が、聖徳太子の「17条の憲法」といえるのではないでしょうか。
聖徳太子の17条の憲法は、皆様ご存知のように、第1条「和を以て貴しと為す」から始まっています。
これは人間を大事にするのは当然ですが、もっと大事なのは「人間集団が仲良くする」ことが大事、人の考えは必ずしも同じではないが、仲良くする事(平和に共存する)が大事と言って言えるのではないでしょうか。
そこには、仏教の影響もあるのでしょうが、心は多様でも共生、共存は可能という人間への楽観主義がある様に思われます。
勿論そこには、人間集団をまとめるリーダーシップがなければなりません。
これについては、
第17条「夫れ事は独りにて断ずべからず」と書いてあります。
これは「必ずみんなの意見を聞いて決めなさい。そうすれば誤ることはないでしょう」という説明がついています。この第17条は大変大事だと思っています。
ところで、このところの日本のリーダー安倍総理の言動を見ていますと、積極的平和主義とか、一応総活躍社会とか、 働き方改革とか、日本にはカジノが必要とか、改憲をすべきとか、さらには国会答弁まで、だれが反対しようと、自分の言うことを何としてでも押し通すといった態度があまりに多すぎます。
そして奇妙なのは、自民党や公明党の中にも、恐らく意見の違う人がいるはずですが、「総理、そこまで言っては言い過ぎですよ」という意見は全くなく、官僚も(国税庁、人事院まで)安倍総理の答弁が適切ということになっているようです。
労務管理の本にこんな解説があります。
社内に苦情処理委員会を作ったら、
① 苦情が山ほど来た
② 苦情は全く無かった
さて、どっちらが良い会社でしょう?
答えは、両方ともダメ。①は労務管理がきちんとできていない、②は、委員会が出来ても苦情など出せない雰囲気。
ある程度の苦情がでるのが正常な会社でしょう、という答え。
与党も官僚もみんな迎合・忖度では、この先、良き日本文化は破壊され、日本は独裁国家に堕していきそうな気配ではないでしょか。私の杞憂なら結構ですが。
日本文化の良い所はなんでしょうか。
いろいろあると思いますが、まず、自然との共存を大事にする文化があります。狭い国土に1億2千万人が住みながら、森林面積が国土の7割ほどもあるのです。
平和を愛する多様性の共生を実践する文化(日本人のDNAの多様性は世界のトップクラス)があります。縄文時代には既に日本列島内の広い交流はありましたが、戦はなく、征服・被征服結果の奴隷制度もなかったというのが多くの調査研究の結果です。戦が始まったのは、武器とともに戦という外来文化が入って来てからのことのようです。
自然は豊かな実りをもたらすが、時に大きな自然災害をもたらすという風土の中で、自然を尊重し巧みに自然と共生する繊細な感覚を磨き、自然と共生のための集団生活(農耕、栽培、後の稲作の影響も大きい)を重視し、人間集団を大切にする文化を育ててきています。(ほかにもいっぱいりますが、さし当たってここまでにします)
一万有余年の縄文時代を通じて育まれた文化の上に、自然と人間のホリスティック(全体的な)な共生システムの大切さの認識とそのための繊細な感覚の創造と練磨といったものが育ち、、後の世にそれが纏められたものの典型が、聖徳太子の「17条の憲法」といえるのではないでしょうか。
聖徳太子の17条の憲法は、皆様ご存知のように、第1条「和を以て貴しと為す」から始まっています。
これは人間を大事にするのは当然ですが、もっと大事なのは「人間集団が仲良くする」ことが大事、人の考えは必ずしも同じではないが、仲良くする事(平和に共存する)が大事と言って言えるのではないでしょうか。
そこには、仏教の影響もあるのでしょうが、心は多様でも共生、共存は可能という人間への楽観主義がある様に思われます。
勿論そこには、人間集団をまとめるリーダーシップがなければなりません。
これについては、
第17条「夫れ事は独りにて断ずべからず」と書いてあります。
これは「必ずみんなの意見を聞いて決めなさい。そうすれば誤ることはないでしょう」という説明がついています。この第17条は大変大事だと思っています。
ところで、このところの日本のリーダー安倍総理の言動を見ていますと、積極的平和主義とか、一応総活躍社会とか、 働き方改革とか、日本にはカジノが必要とか、改憲をすべきとか、さらには国会答弁まで、だれが反対しようと、自分の言うことを何としてでも押し通すといった態度があまりに多すぎます。
そして奇妙なのは、自民党や公明党の中にも、恐らく意見の違う人がいるはずですが、「総理、そこまで言っては言い過ぎですよ」という意見は全くなく、官僚も(国税庁、人事院まで)安倍総理の答弁が適切ということになっているようです。
労務管理の本にこんな解説があります。
社内に苦情処理委員会を作ったら、
① 苦情が山ほど来た
② 苦情は全く無かった
さて、どっちらが良い会社でしょう?
答えは、両方ともダメ。①は労務管理がきちんとできていない、②は、委員会が出来ても苦情など出せない雰囲気。
ある程度の苦情がでるのが正常な会社でしょう、という答え。
与党も官僚もみんな迎合・忖度では、この先、良き日本文化は破壊され、日本は独裁国家に堕していきそうな気配ではないでしょか。私の杞憂なら結構ですが。