tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

「全面解除」でコロナ問題解決に近づくのか?

2020年05月23日 15時27分05秒 | 政治
「全面解除」でコロナ問題解決に近づくのか?
 政府は今週から「緊急事態宣言」の全面解除に踏み切るようです。
 東京、神奈川、北海道の「数字」がなかなか下がらず、解除が持越しになっていましたが、もういいだろうという事でしょうか。

 「数字」というのは人口10万人当たりの新規感染者数で、0.5人を以下が主要なメルクマールという事ですが、今日になって東京や神奈川は新規感染者が2ケタになり、明日、月曜の数字を見なければ、不安といった声もあります。

  政府としては早く全面解除で、成果を誇りたいところでしょうが、現実は思惑通りにいくとは限りません。
 もともと感染していても、検査を受けていない人や、検査を 受けられない人がどのくらいいるかは解っていないという状態の中での数字ですから、統計的に言えば、意味のない数字ですが「多分実態に近いだろう」という事で使っているのでしょう。

 その証拠には、「解除」になっても、3密はダメ、ソシアル・ディスタンスは守れ、もし、リバウンドしたら、元に戻すといった警告がついています。
 つまり、統計には乗らないけれど、感染して、他人にうつす危険性のある人があちこちにいますよ、という前提での「解除」なのです。

 それも、感染経路の解らない感染もまだまだあるのですから、「解除」で、外出OKだからと出て行って、たまたま感染したら、すべて自己責任です。私のような高齢者は、感染したら多分アウトですから、そんな感染の確率があるのに「解除」という言葉に浮かれて、不要不急の外出など、とてもできません。人出が多くなれば、恐怖心が先に立ちます。、

 考えてみれば、結局は、感染をして「他人にうつす可能性のある人」がいなければ、何人何処に集まっても構わないわけですから、そうならなければ究極の安心はないわけで、必要なことは誰もが、「感染の確率が限りなくゼロに近い」と認識出来るような状態を政府が作れないことが問題なのでしょう。

 人間は、確率100万分の1になればゼロと認識するのだそうで、平気で飛行機に乗ったり、車を運転したりするのは、そうした認識の結果でしょう。

 新型コロナの場合でも、みんなが抗体検査をして、抗体があれば、すぐにPCR検査が出来て、感染初期か、治ってしまっているのか解るぐらいの対新型コロナ対策のレベルに早く持っていくことが、問題解決の基本でしょう。もう出来ている国もあるようですから。
 その前に「解除」だとか言ってみても、TVの街頭インタビューでも「やっぱり怖いからなるべく出ません」などという答が多いのでしょう。

 科学技術立国などと言っていた日本ですが、こうした面では、ドイツ、中国、韓国、アメリカなどよりも、大幅に遅れているようです。
 
 国民が真面目で慎重で、行動が賢明であるがゆえに、感染者、死亡者の発生率が低いのをいいことに、根本解決への努力をなおざりにするような政府でないことを、心から願うところです。

我が家の庭はホタルのシーズンです

2020年05月23日 15時27分05秒 | 環境
我が家の庭はホタルのシーズンです
 この所、世の中は新型コロナばかりで、このブログでも、我が家のホタルのことは取り上げて来ませんでしたが、もうそろそろホタルのシーズンです。


 写真は、幼虫を放流し、自力で上陸して繭を作り、羽化するようにと、狭い庭に一部を藪にして、ホタル用に環境を整えた「つもり」のU字溝と藪です。
 幼虫が上陸し易いように、芹などを水中から伸ばし、上がってくれば藪に入れるようにしています。並行している金属の枠は、もともとU字溝の蓋ですが、整備用の足場にし、その下を幼虫が自由に通って藪に入れるようにしているものです。正面に黒く映っているのは「雨水タンク」で、カーポートの屋根から雨水を取り、下の蛇口を調節しながらU字溝に水を落とします。
 
 おそらく来週にはゲンジボタルの羽化が始まるでしょう。羽化から始まり、出来るだけ集めて籠に入れ、産卵をさせて1か月ほどで孵化、夏の暑い盛りからは、生まれた2㎜程の幼虫を、発泡スチロールの箱に東京水道水の水槽で、カワニナ(野川から採集)を餌にしてで育て、5回の脱皮を屁て翌年4-5月に庭のU字溝に放流、5-6月に羽化、そして採集、産卵というのサイクルの始まりです。

 昨年は、ゲンジの幼虫はカワニナをうまく食べられなかったせいか、小さいうちに全滅、ヘイケは数百匹の孵化幼虫から、最終的に85匹が終齢を迎え、5月の9日にU字溝に放流しています。

 失敗したゲンジの方は、養殖業者から種ボタルとして幼虫を仕入れ、4月の17日に発泡スチロールの箱から直接上陸させています。現状はゲンジ、ヘイケとも写真のU字溝の周りの藪の中で地に潜って繭を作り、その中で変態して羽化の準備をしているところでしょう。

 5月下旬にはゲンジが羽化し、大体1月遅れでヘイケが羽化します。毎晩、今夜は何匹羽化したと集めるのが大変になります。
 羽化したホタルの写真が、なかなかうまく撮れないのですが、巧く取れましたら、ブログでご紹介したいと思っています。
 ホタルの飼育は、もう何年も成功したり失敗したりで続けていますが、狭い場所でも雨水利用で蛍の飼育が出来れば、面白いのではないかと、ノーハウを積み重ねています。