東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

7年後は。

2020年01月16日 23時08分00秒 | 2020リレーブログ

あけましておめでとうございます。
新3年470クルーの下重智華子です。

東京オリンピックを掴み取った「お・も・て・な・し」が日本を沸かせてから早7年。
いよいよオリンピックイヤーの2020年がはじまりました。

当時中学生だった私の描く2020年の私はどんな人だったのでしょうか。きっと、遥か先の事だからとあまり現実的には考えていなかったと思います。
今の私もそうです。自分の7年後なんて全く考えられない。

実は数年前までの私は惰性で妥当な丸い楽な選択ばかりをしてきました。進路から31のアイスクリームの味まで、攻めたことはせず安定に守りに入るのが私の生き方でした。

そんな私でも、自分では無謀だと思っていた東大受験に挑戦したり、今までスポーツとは無縁だったのにヨット部に入部したりと攻めようという意識で大学生活を送ってきました。

だけど、イマイチ自分が変われたような気がしない。そんな思いを抱きながら、少し前に高校の時の後輩に誘われてある就活イベントに顔を出しました。

あるyoutuberが登壇して話をしてくれました。その人はお金も人脈もないも無い状態で、1人東京にきて活動している人です。
凄い人だなぁ自分にはできないなぁと思う私にある言葉が突き刺さりました。

「求められるのは、優秀な人材ではなく勇気のある人材なのだ」

そうか、“勇気”か。
自分に圧倒的に足りないのは勇気なのか。
今まで目を逸らし続けていたことが、急に突きつけられました。

私がどうして今までのような生き方をしてしまったのか。それは一重に勇気がなかった。と言えてしまうような気がしました。

そんな人生をすごく、すごく後悔しました。

私は昔から、ある意味やりたいことがはっきりと決まっていました。ただ、それを無謀な夢だとずっと向き合わないで生きてきました。

勉強があるから、学校があるから、部活があるから。ほんとにやりたいことなら、勇気をもって全てを捨てるくらいの覚悟で飛び込むべきだった。

きっと、私は片手間で出来ることだけを選んできたんじゃないか。そう思いました。

全部を懸けて失敗したり、上手くいかなくなるのが怖くて、保険をかけ続けていたんだと。

私は変わりたいです。

だからこそ、私は2020年。
いままで以上にヨットに励もうと思います。
全部を懸けたと言えるくらい。

誰よりもヨットに乗ります。

本当はスポーツとか少しだけ向いていないなぁとも思います。頭でっかちですぐに考え込んでしまう。
辛いことからすぐに逃げ出したくなってしまうし、すごくネガティブだし。
でも、向いてないからこそ、変われる部分ってすごく大きいんじゃないかなって思います。だからこそ、一番向いてるのは私です。

でも、私は弱いから、決意した直後は熱くともすぐに冷えてしまうかもしれません。
そんなふうにならないように、今ここで宣言します。


私は、この1年で最も成長するクルーになります。


そうしたら、必然的にレギュラーの座も手にできると思います。

それでも私は弱いから、すぐ心が折れたり逃げ出したくなることもあると思います。周りの人にはたくさん迷惑をかけると思います。
それでも、支えてくれる人がいて、共に励ましあって切磋琢磨できる仲間がいる。
こんな恵まれた環境ないと思うから。
頑張ってみようと思います。
これから、よろしくお願いします。

こうして、成長して変わり続ける人生でありたい。
7年後の自分が、今よりももっと素敵であれますように。





P.S.
ふわっとしたブログになってしまいました。

明日は、大きな体躯をクルーザーで存分に発揮し、将来のエースと(私が勝手に)期待している新2年クルーザー班の板坂吉純くんです!