こんにちは。板坂紹介ありがとう。私そんなにパワフルじゃないけどなあ笑、でもこのブログ読んだらそんな風に思われちゃうのかなあ、うーん、、新2年470マネージャーの仲田です。
今日からセンター試験ですか!ずっと昔のことみたいです、懐かしいですね。私は去年上京浪人していたため、東京で、かつ寮の住所的に東大の本郷キャンパスで受験したのですが、毎年「今日からセンター試験です」とテレビで放映される用の撮影が入る大教室に当たってしまい、「やっぱ東京で受けると違うな!」と田舎者らしい感想を持った覚えがあります。笑 受験生のみんな落ち着いてファイト!
さて、代交代後、マネージャーの中に「海マネ」という役割が生まれ、マネージャーもプレイヤーと同じくらい海に出るようになりました。(時代が変わりそう!)私自身その海マネの1人となって1~2ヶ月やってみたのですが、未だに海マネの仕事と言ってもよくわからず、レスキューの定員枠をひとつ奪ってしまっているような感覚を拭えません。。。とまあ海マネの存在意義を考え始めるのは早々にやめて、本題に移りましょう。
実は、昨年の全日本インカレのスナイプで優勝した京大の方にお話を伺う機会があり、優勝の秘訣をいくつか聞けました。先輩方や同期に「京大ってこんな感じだったらしいですよ!」と報告するのもなんだかおこがましい気がしてなかなか話せていなかったのですが、今回いい機会なのでここに軽くまとめてみようと思います。()書きは私の個人的感想です。以下①〜⑥と、思ったより長くなってしまったので、お時間ある方は読んで頂けたら嬉しいです。
①全日本前入り
京大は10月前半から西宮に前入り(全日本自体は11月1日〜)。大会の何日目かに、1週間前入り勢は経験したことのない風が吹いて戸惑っていたが、実は10月前半にも同様の風が吹いていたため京大は既に研究済み。だから走れた!この”超”前入り期間中どうしても上級生が出なければいけない授業などがあった場合は、下級生と協力してやりくりしてたそう。
(来年度の全日本インカレ@江ノ島ならわんちゃん出来るかもしれないけど、その次の琵琶湖だったら厳しいかなあ。でも私たちの代が4年生になる時、琵琶湖で京大一人勝ちはやだなあ。。。)
②ブレない目標
京大の4~5年前のスナイプは全日本予選落ち。それから15位→7位→2位→1位!昨年2位になった時はまぐれ感がすごかったために、「次の目標は優勝って掲げるしかなくね?いやでもさすがに無理じゃね?」という空気が部内に流れていたが、リーダーがずーっとブレずに「優勝」と掲げていたおかげでみんなも次第に同じ目標を目指すようになった。
(「今の東大見てると3~4年前の京大見てるみたいやな!」と言ってくださったのを覚えています。優勝っていう言葉が身近に感じられるくらい強くなってみたいなあ。)
③メンタル
ヨットはメンタルスポーツ。京大は定期的にスポーツメンタルトレーナーに来てもらってメンタル指導受けてた。あと、全日本の時に気をつけていたことは、体操もエールも全部「いつも通り」にすること。大会だからって何も特別なことはしない。メンタルを通常モードに保つことを最優先してた。
(当たり前のことですがメンタルって大事ですね。小松さん語録を思い出します。「本番は稽古の如く〜、稽古は本番の如くだ〜。」正直言うとご本人からこの言葉を聞いたことはないのですが、先輩方が小松さんの名言としてご紹介されてたのを思い出し、勝手に脳内再生しました。)
④ミーティング
京大でミーティングが変わったのは最近のこと。それまでは脱線が多くて先輩の昔語りがだらだらと。。。今は、5分間の各艇ミーティングの中でその日のチームミーティングの議題を考える(ex.今日のタックについて)→各艇が議題を持ち寄り、それを一つずつ消化していく。そうすると脱線することもなくなって効率的なミーティングになったそう。
(前に角出さんとお話した時に、「東大生はその賢い頭をもっとそういうとこ(ミーティングなど)に使った方がいいのにな〜。京大の方が頭使ってる。」とおっしゃっていたのを思い出しました。)
⑤マネージャー
京大はプレイヤーとマネージャーの境目ほぼなし!食当もレスキューも一緒にやる!「マネージャーがヨットを理解するためにはどうしてるんですか?」と聞いたら、「新歓後にプレイヤーが新入生プレイヤーに座学するのと同じように、マネージャーが新入生マネージャーに座学するよ。」とおっしゃってました。
(ひえー、私今座学しろって言われても何にも説明出来ないなあ。京大マネおそるべし!やっぱ強豪校はマネも強い…!)
⑥卒業文集
京大は毎年引退する4年生が、4年間の笑いあり涙ありの思い出と得たヨット技術をまとめて文集として発行する文化があるそう。これは後輩が学ぶためのいい教材になってるらしい。
(先輩の技術が後輩に受け継がれるのは素敵だな〜、これは真似したいと思いました。同期のみんな、卒業するときは作ろうね。)
と、、、私が少し聞いただけでも京大には魅力的な文化があり、それがいくつもの層となって、スナイプ優勝・総合5位に繋がったんだな〜と思いながらお話を聞いていました。ですが、私がその中で考えていたのは「東大は東大のやり方で戦う」ということでしょうか。数あるインカレ出場校の中で見ると、難関国公立かつセレクションがないという点等々で京大がもっとも似ていることは事実ですが、丸パクリしても、必ずしも成功するとは思いません。そもそも部のキャラも違うと思いますしね。もちろん上記のようなことは比較的真似しやすいですし、上手く使えそうなところは積極的に取り入れるべきだと思いますが。
部員全員の、もっと強くなりたいと思う気持ちが高まっている今、強豪校のやり方を倣いたくなってしまいますが、東大ならではの事情を考えなければいけない時も往々にしてあるはずです。例えば、経験者があまり入ってこないこと、強豪私大が集う激戦区・関東を勝ち抜かなければいけないこと、我々マネージャーが他大生であること、院進が多いために忙しくなる時期が他大と違うこと、などでしょうか。(ちなみに京大も他大生がマネをしてるそうですが、東大よりは制約が少ない印象を受けました。)
もちろんネガティブ、というかマイナスなことだけではありません。経験者が少ないからこそスキッパーとクルーが同等でいられること、小松さんに教えて頂けて、早稲田と一緒にコース練が出来ること、、何より部員それぞれがヨットに対して誠実で努力家で、そして誰にも負けない賢い頭を持ってること。
要は、東大は東大なりの、強くなって勝つ方法を見つけたいな、ということです。
まだマネが発展途上で、これから何をしたらいいんかな〜くらいにふわっとしていて理想像が定まっていないことも、東大が強豪校へと進んでいく変革期にはちょうど良いのかなとも思います。今はまだ海での仕事が確立されてないですし、陸でも改善の余地はたくさんあります。だからこそ、ここ数年は自由に色々試せるのだろうと思いますし、むしろ他大よりも有効なマネのあり方を見つけることができるかもしれません。きっと気楽で楽しい時期ですね。これやったら良さげかも?と思いついたことはちゃっちゃかやってみようと思います。
以上、動作も艤装もまだよくわかってないくせにみんなわかってる当たり前のことを偉そうにつらつらと書いてしまったことにここまで来てやっと気づき、恥ずかしくなってきてしまいました!でもブログは書かなきゃいけないから今更引き下がれない!うう、少し現実に戻ると、そんなたいそうなことは考えずに、まずは冬合宿を乗り切、り、たい、、な〜〜、頑張って耐えてくれ自分、、と思っているのが正直なところです。
では、ここらへんで失礼します!
p.s.
明日のリレーブログは、見た目も心もアツい!クルーザー班新3年中野さんです。早く明日になってブログ読みたいです、中野さん!
新2年
仲田洋子