東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

悔しい、だけど楽しい

2023年12月11日 23時11分54秒 | j24全日本

目標5位以内、ワールド出場権獲得
結果7位  、ワールド出場権確定ならず


悔しい、本当に悔しい、本当に申し訳ない

6位まであと1点、5位まであと5点、敗因は明らかに第3レースの11点、第7レースの9点。どちらもスタートがうまくいかなかった回だ。第3レースはジブチェンが長引いたことによる焦りから自分が全くまわりを見れておらず、1艇身以上の出遅れ。
風が1上でがっとあがりなかなか順位変動がない中そのまま最下位。このレースはカットレースにしようと励まし合っていたが後がない戦いに。
第7レースはかなり下優かつ左海面がよい状況だったのに関わらず、どちらかというと上側の真ん中、siestaがリーバウにいる形でのスタート。そのまま右に伸ばしたところ左海面は左からのブローが降りてきて左海面にはボロ負け。自分たちより左にいた艇にはほとんど勝てず9点。
悔しい。ヨットにたられば論はないとはわかっているけれど、この2レースのうち1レースだけでもスタートが決まっていたら変わっていたんじゃないか、もっと上位を目指せたんじゃないか、と思う。 
申し訳ない。今まで応援してくれ協力してくれた松山さんをはじめとしたLBさま、親身になって相談に乗ってくれたマリーナや修理業者の皆様。教えたことを素早く吸収して色々サポートしてくれた後輩たち、去年のこの時期の僕と比べて全然上手いし動けてた。僕が疑問に思って質問攻めにしても一つ一つ答えてくれた先輩方。様々な人からの応援、期待に応えられなくて本当に申し訳なかった。



だけど、楽しかった、本当に楽しかった。
ヨットに乗ってる時間だけじゃなく、陸での時間も。
しんどいしんどいと言いながら船底を磨き続けた1ヶ月。あんなに汚かった船底がみるみる白くなってきてみるみるになっていく達成感。
前入の日々。ヒデさんと試行錯誤しながらなんとか美味しいご飯を作って食べようと整備する時間。
海でしょーもないことを言いながら笑い合う時間。
あーでもないこーでもないといいながら整備した時間。
OCSだけは、、と思いながらラインを切ったあの4位。
本当に楽しいことだらけだった。
こんなに気持ちよくヨットができたのはいろんな人がサポートしてくれたからです。
部の運営を支えてくださっているLBの皆様、いつもそばで支えている保護者の皆様、右も左もわからない私たちに親身に寄り添ってくれるマリーナの皆様や社会人セーラーの皆様、また、寒い中運営してくださった運営委員会の皆様、本当にありがとうございました。

この全日本であらためて気付きましたが、やっぱり、ヨットとヨットにかかわる人々、仰秀Ⅵとクルーザー班のみんなが大好きです!!!

クルーザー班新三年 源優介


笑顔で終わりたい

2023年12月11日 18時18分00秒 | ラストイヤーにかける想い
お世話になっております。新4年470スキッパーの澤田です。

もう12月でクリスマスも近づいていますが、最高気温が20℃を超える日があるとは驚きです。異常ですね。
まあ、ヨットをやっている身からしたら嬉しい限りですが。

早いものでもう最高学年となってしまいましたが、今年は僕は学連総務、部内常務としてやっていきます。よろしくお願い致します。

部全体でも、470チーム内でも、幹部代としてチームの方針や運営のやり方を考えていかなければならない立場になりましたが、正直同期頼みになっている所があって、もっと自覚を持たなければと思っている今日この頃でございます。

既に代替わり後の長〜いミーティングは終えましたが、やはり皆去年の反省が強く残っているようで、部の活動全般における計画性、透明性を大事にしたいという声が多くあがりました。

計画性に関してはハード面、ソフト面両方とも意識しなければなりません。限りある道具を、どの時期にどのようにどういう意図を持って使っていくのか。そして、練習内容やスケジュールなどソフト面についても目標を持ち、そのためにはどんな練習をしていけばいいか、1日のスケジュールをどのようにすれば効率よく練習できるか。これらは非常に重要なことですが、正解は単純ではなく、すぐに分かるものではないです。

透明性は、上級生や一部の役職の人たちが決めたことや、部全体に関わる問題など、大事な情報を下級生まで含めて全員にミーティングで共有するのを徹底しようということです。また、コミュニケーションエラーを無くそうということも含まれていると思います。

およそ40人くらいの集団が効率よく動いて最大の力を発揮するにはどうすればいいのか。

役割の明確化はもちろん、ある程度のルール作りは必要だけど、過剰はマイナスも大きい。
もちろん余裕があって周りを見れるのは上級生だけど、下級生にも他人を手伝う余裕を少しは持ってほしい。

そして逆に、良くないチームとはどういうチームか。

活気のないチーム。
バラバラのチーム。
上位下達のチーム。
古い習慣に盲目的に従って動くチーム。
互いに言いたいことを言えないチーム。
(仕事を)やったもの負けなチーム。
同じ間違いを繰り返すチーム。

いろいろと考えることは多いですが、このようなチーム像は少なくとも同期とは共有できていると思うので、最初から上手くいくことを目指すよりかは、節目ごとに振り返って理想とはどこがずれているのかを考え、修正していって徐々に改善していくことを目指したいと思います。

あと、僕らの学年の使命の一つとして、今のクラブハウスでの生活が当たり前ではないということを後進に伝えていかなければならないと思っています。
旧合宿所での生活を知っている僕らだからこそ、できることだと思います。

今年一年、両クラスの全日本での活躍を目標にして活動して参ります。東大ヨット部の文化の醸成はその過程にもその結果にもある大切なものだと思います。
チーム全員でそれらを成し遂げ、最後に笑顔で終えられるように頑張っていきたいと思います。

澤田