皆さんこんばんは。海野です。
最近仰秀班によるブログ更新が頻繁に行われていましたが、実はわれわれ470チームもその裏で全日本470に参加していました。今年の全日本470は江ノ島開催ということもあり、関東水域の強豪校の参加が多かった気がします。北は小樽商科大学、南は日本経済大学と全国各地の470セーラーが一同に会すすばらしい大会でした。
今回のブログはそんな全日本470について書きたいと思います!
東京大学からは4452塩島海野ペア、4357間邪柏木ペアが参加しました。まず、大会前週に八景島から江ノ島へ引っ越し、計測を行いました。
計測をこんな本格的に受けるのは初めてだったので、引っ越し前に計測ポイントの確認を行い、駄目な所はちゃんと直していったつもりでした。が、なんと、全日本の計測はそんな甘いもんではありませんでした。4452はブーム、マストトップのブラックバンドで引っかかりました。
『おかしいなー、しっかりブラバンもつけたし、ストッパーもつけたのになー』となぜ駄目だったのか最初はわかりませんでした。
しかし、計測員の方の指摘を受けて、僕はてっきりブラックバンドが規定の位置にあり、さらにそこにきちんとストッパーがついていればいいものだと勘違いしていた事に気づきました。実際にメインをあげ、横倒しにして、マストトップを確認してみると、なんとメインがブラバンを超えているではありませんか!これは、たとえストッパーが定位置にあってもメインをめいいっぱいあげると、パワーでセールが変形し、ストッパーの位置を超えてしまうことが原因だそうです。しかし、これでは駄目なので、ブラックバンドの1センチ下にリベットを打ちました。『これで、マストトップは解決だ!』と思っていた矢先、次の問題が発覚するのです。
ブームのブラバンです。メインをつけた状態で、アウトホールを思いっきり引いて、ブラバンからはみ出ないかチェックされ、これも先ほどの勘違いで撃沈。メインがはみ出していました。さっきの要領でリベットを1センチ手前に打ち、再計測をしました。『やっと、終わるー』と、塩島さんと話をしていましたが、結果はまさかのアウト。まだ、はみ出てしまうようです。
しょうがないので、さらにリベットをうち、アウトホールを自分たちで思い切り引いてみて、はみ出ていない事を確認して再計測。
しかし、結果はなんとまさかのアウト。計測員の方のパワーは恐ろしいものです。左手でブームを押さえつけ、右手でアウトホールを引く。まるで、ソーラン節を踊っているかのような腰の入りようで、僕たちのパワーを圧倒し、セールはブラバンに引っかかってしまいました。
やけになった僕はブラバンから4センチ手前にリベットを2本打ち、再計測を受けました。やっと計測が通りましたが、かのパワーでブラバンにぎりぎりメインが引っかからないぐらいでした。『あんだけリベット打ったのに、ぎりぎりって笑』僕は素直に驚きました。計測とはこんなに厳しいのだと。
間邪たちは、マストが定位置から1ミリずれているという事で、フォアステイを短くしたり、グースネックの位置を3ミリ高くしたりと、
午前9時から、午後3時までずっと作業していました。本当に大変そうでした。
さて、計測の話はこれぐらいにして、本題のレースの話をしましょう。
参加艇数89。これを半分にして、2フリート制で予選はレースを行い、決勝は上位45艇がゴールドフリート、下位がシルバーフリートとなります。最終日までの成績上位10艇がメダルレースに参加します。
私たちはとにかく、ゴールドフリートに残れる事を目標にしていました。そのためには予選の各フリートのだいたい22位以内に入っていなければなりません。
初日は北風が10から15ノット、天気は雨、とても寒い中3レース行いました。強風ではコースというよりむしろスピード勝負で、安定して20位をとる事ができました。初日の結果は42位とゴールドフリート圏内です。
次の日、北風4から8ノット、とてもシフティーな風でした。コース引きがうまくできず、安定した順位をとる事ができませんでした。
2レースを行い、結果シルバーフリートとなってしまいました。
やはり、課題は風が落ちたときでも安定した順位をとれるようにする事です。ブロー、シフトをしっかりと見極めて、プラスを走り続けられるようにならなくては上位陣には勝てないと強く実感しました。自分のクルー力のなさにすごい嫌気がさすというか、成長できているのかなーなんて思っちゃたりしました。うまくなりたい!!でもどうしたらうまくなれる? そう感じた予選でした。
決勝はずっと予選二日目と同じく軽風でかつシフティーでした。予選のときと比べて周りの艇のレベルが落ちるので前を走れる場面が何回かありました。そのときの感覚を忘れずに、ずっと前を走れるようになりたいと思います。
今大会はアビームコンサルティングの土居今村組が初優勝をあげました。予選でも、決勝でも圧倒的な早さでした!
メダルレースでは2位の松永吉田組が土居今村組より3つ順位がよければ逆転優勝という激アツのレースを海上で観戦しました。日本のトップ10艇によるレースはとても見物でした。
最後になりますが、レースに一緒に出てくれた塩島さんありがとうございました!
p.s
塩島さんの運転中寝てしまってごめんなさい
渋滞凄かったですね。あれもいい経験になりました。
最近仰秀班によるブログ更新が頻繁に行われていましたが、実はわれわれ470チームもその裏で全日本470に参加していました。今年の全日本470は江ノ島開催ということもあり、関東水域の強豪校の参加が多かった気がします。北は小樽商科大学、南は日本経済大学と全国各地の470セーラーが一同に会すすばらしい大会でした。
今回のブログはそんな全日本470について書きたいと思います!
東京大学からは4452塩島海野ペア、4357間邪柏木ペアが参加しました。まず、大会前週に八景島から江ノ島へ引っ越し、計測を行いました。
計測をこんな本格的に受けるのは初めてだったので、引っ越し前に計測ポイントの確認を行い、駄目な所はちゃんと直していったつもりでした。が、なんと、全日本の計測はそんな甘いもんではありませんでした。4452はブーム、マストトップのブラックバンドで引っかかりました。
『おかしいなー、しっかりブラバンもつけたし、ストッパーもつけたのになー』となぜ駄目だったのか最初はわかりませんでした。
しかし、計測員の方の指摘を受けて、僕はてっきりブラックバンドが規定の位置にあり、さらにそこにきちんとストッパーがついていればいいものだと勘違いしていた事に気づきました。実際にメインをあげ、横倒しにして、マストトップを確認してみると、なんとメインがブラバンを超えているではありませんか!これは、たとえストッパーが定位置にあってもメインをめいいっぱいあげると、パワーでセールが変形し、ストッパーの位置を超えてしまうことが原因だそうです。しかし、これでは駄目なので、ブラックバンドの1センチ下にリベットを打ちました。『これで、マストトップは解決だ!』と思っていた矢先、次の問題が発覚するのです。
ブームのブラバンです。メインをつけた状態で、アウトホールを思いっきり引いて、ブラバンからはみ出ないかチェックされ、これも先ほどの勘違いで撃沈。メインがはみ出していました。さっきの要領でリベットを1センチ手前に打ち、再計測をしました。『やっと、終わるー』と、塩島さんと話をしていましたが、結果はまさかのアウト。まだ、はみ出てしまうようです。
しょうがないので、さらにリベットをうち、アウトホールを自分たちで思い切り引いてみて、はみ出ていない事を確認して再計測。
しかし、結果はなんとまさかのアウト。計測員の方のパワーは恐ろしいものです。左手でブームを押さえつけ、右手でアウトホールを引く。まるで、ソーラン節を踊っているかのような腰の入りようで、僕たちのパワーを圧倒し、セールはブラバンに引っかかってしまいました。
やけになった僕はブラバンから4センチ手前にリベットを2本打ち、再計測を受けました。やっと計測が通りましたが、かのパワーでブラバンにぎりぎりメインが引っかからないぐらいでした。『あんだけリベット打ったのに、ぎりぎりって笑』僕は素直に驚きました。計測とはこんなに厳しいのだと。
間邪たちは、マストが定位置から1ミリずれているという事で、フォアステイを短くしたり、グースネックの位置を3ミリ高くしたりと、
午前9時から、午後3時までずっと作業していました。本当に大変そうでした。
さて、計測の話はこれぐらいにして、本題のレースの話をしましょう。
参加艇数89。これを半分にして、2フリート制で予選はレースを行い、決勝は上位45艇がゴールドフリート、下位がシルバーフリートとなります。最終日までの成績上位10艇がメダルレースに参加します。
私たちはとにかく、ゴールドフリートに残れる事を目標にしていました。そのためには予選の各フリートのだいたい22位以内に入っていなければなりません。
初日は北風が10から15ノット、天気は雨、とても寒い中3レース行いました。強風ではコースというよりむしろスピード勝負で、安定して20位をとる事ができました。初日の結果は42位とゴールドフリート圏内です。
次の日、北風4から8ノット、とてもシフティーな風でした。コース引きがうまくできず、安定した順位をとる事ができませんでした。
2レースを行い、結果シルバーフリートとなってしまいました。
やはり、課題は風が落ちたときでも安定した順位をとれるようにする事です。ブロー、シフトをしっかりと見極めて、プラスを走り続けられるようにならなくては上位陣には勝てないと強く実感しました。自分のクルー力のなさにすごい嫌気がさすというか、成長できているのかなーなんて思っちゃたりしました。うまくなりたい!!でもどうしたらうまくなれる? そう感じた予選でした。
決勝はずっと予選二日目と同じく軽風でかつシフティーでした。予選のときと比べて周りの艇のレベルが落ちるので前を走れる場面が何回かありました。そのときの感覚を忘れずに、ずっと前を走れるようになりたいと思います。
今大会はアビームコンサルティングの土居今村組が初優勝をあげました。予選でも、決勝でも圧倒的な早さでした!
メダルレースでは2位の松永吉田組が土居今村組より3つ順位がよければ逆転優勝という激アツのレースを海上で観戦しました。日本のトップ10艇によるレースはとても見物でした。
最後になりますが、レースに一緒に出てくれた塩島さんありがとうございました!
p.s
塩島さんの運転中寝てしまってごめんなさい
渋滞凄かったですね。あれもいい経験になりました。
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