お世話になっております。新4年スナイプスキッパーの市毛佑弥です。
ラストイヤーです。とうとうがむしゃらにヨットに乗るだけではいけない立場になりました。真面目に文を書くのは苦手ですし、自分の心の内は隠しておきたいタイプですが頑張って書こうかなと思います。
ちなみにこのブログは3Aから配属された研究室で書いております。プチ研究の進捗発表の始まる時間に起床し、ぐちゃぐちゃの髪の毛とスライドでプレゼンを話し、先生に「your research is overkill」的なことを言われ、バタバタしていますが頑張って書きます。
1ヶ月と少し前、全日本インカレ後の円陣mtgでオェオェ泣きながらバトンを受け継ぎ、気合い十分で新しい代が始まりました。それでも、やっぱりと言うべきか、うまくいかないことの方が多いですね。自分は根拠のない自信と、高い理想を持っていることに関しては根拠のある自信があるのですが、それも相まって、事務作業や年間計画で、いろいろと問題が生じており、ちゃんとアップアップしています。
そんな中でも、合宿が始まればみんな楽しそうにしているし、思うところがあったとしても笑顔で過ごしてくれています。今まで言われ続けた、「東大ヨット部らしさ」を感じました。部活とは考えられない縦横の仲の良さは、東大ヨット部の本当に素晴らしい文化であり、今後部が強くなるために必要不可欠であると信じています。
今年のスローガンは「紡ぐ」となりました。いい言葉ですよね。本来の意味は、綿や繭から繊維を引き出し糸にすることだそうです。それが様々な形に派生していきました。本来の意味に立ちかえると、部員一人一人が、糸の原料となるのでしょうか。そこから紡がれた糸は、僕たち次第で、強く長いものにもなれば、ボロボロで見るに堪えないものにもなります。どうなるかは、僕たち次第。日頃の合宿生活や、ハーバーでの立ち振る舞い、海上での動き、コミュニケーション、そういった些細なことが全て、確実につながっています。
先輩方が築き上げた技術を、思いを、昨日の自分を、部員の信頼を、笑顔を、紡ぎ続けた結果、1年後江ノ島でどうなっているか、本当に楽しみです。
スローガンについて話したので、目標についても話します。
今年は、ディンギーでは、「全日本インカレ総合入賞」、スナイプは「全日本インカレ3位」を掲げました。詳しい経緯については、省かせていただきます。先日のmtgで部員全員に真に伝わったと信じています。
自分が一年生のころの琵琶湖インカレで、その代の主将の調さんは3つ下の僕たちに向かって、「今からだったら何にだってなれる。」とおっしゃってくれました。その次の代は「究極の勝ち」を掲げました。自分達は無理でも、いつか、総合優勝する東大ヨット部が現れて欲しい、そのための一部になる、という意味です。そして1ヶ月ほど前、面と向かって次を任されました。
総合入賞が、スナイプ3位が、どれだけ難しいことであったとしても、この目標は僕たちだけのものではないのかもしれません。期待されている以上は、それに応えたい。
そして何より、目標を達成した先の景色を見てみたい。
幸いなことに、今の東大ヨット部は、L Bの皆様や、保護者の皆様からご支援をいただき、コーチの方々にはヨット以上のことを学ばせていただいております。発展途上な東大ヨット部は、伸び代しかありません。今までのどの大学のどのチームにもないような、歴史を、傾向を超えた自分達だけの成長曲線を走っていきます。
気づいたら具体的なことは何一つ書いていませんね。それは日々の練習や合宿生活で背中で語りたいと思います。猫背ですけど。
向上心を忘れることなく、自分らしく駆け抜けます。がんばるぞい。
1年後、江ノ島のハーバーで、賞状を持って全員が最高の笑顔の写真を撮りましょう。
91代スナイプリーダー
市毛佑弥
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