テレビのニュースは「加計隠し」と言っています。
どうしてこんなに急ぐんでしょうか?
国会の議席は大多数だと言っても 選挙の得票率は多数派ではありません。
得票率に比べて議席占有率が高くなる小選挙区の特性は、今回の衆院選でもはっきり表れた。自民党の得票は48%と半分以下だったにもかかわらず、議席占有率では76%に達して、他党を圧倒した。同様の傾向は2005年に小泉純一郎首相(当時)が主導した「郵政選挙」から4回連続だ。有権者全体に占める得票割合は25%にとどまった。
各選挙区から1人しか当選できない小選挙区制度では勢いがある大政党ほど有利に働く。民主党が政権交代を果たした09年衆院選では同党が47%の得票で73%の議席を獲得。自民党が政権を奪還した12年衆院選では、同党が43%の得票で79%の議席を確保した。
今回の小選挙区の有効投票総数は5293万票で、このうち自民党は2552万票を得た。投票率が過去最低の52.66%にとどまったこともあり、前回衆院選からは12万票減ったが、得票率では前回から5ポイント上がった。 (前回衆議院選挙後の日経新聞)