降って来るもの

写真と散文とぽえむ

交心譚Ⅲ-足音-

2020-11-04 21:53:17 | 詩22

交心譚Ⅲ-足音-

 

目を瞑って 聴覚を

研ぎ澄ませてゆくと

刹那を刻む 時間の音が聞こえる

 

重く,軽く 高く,低く

それは きっと

その秒秒の間に起きる

万物のinochiの 喚き声か

避けられぬ 哀楽の軋み音か

 

足音は 近付いて遠去かり

その間隔の長短や 有無や 

夢幻の間に間に

ぎっしりと

生死のストーリーが詰まる

 

 

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TOKIのうつろい

2020-11-04 14:47:42 | 徒然

 ときどき陽射しが在って、窓越しにその光を受けていると、日向の暖かさに包まれるのに、その感覚で外に出てみると、季節は最早、思惑の何歩も先を歩いている。そのずれが、移ろいの儚さを教える。

例えば、一期一会の空の色

一瞬のうちに全てを無限の彼方へと持ち去る”TOKIのうつろい”。

空の色合いも

明るさの度合いも

眺める人の束の間も

西の月

六時の空

20分経つ

30分経つ

僕らのinochiは、掴み捕れない”茫洋”に寄り添って在る。   14:47 万甫

 

 

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高取城址㈦~本丸に~

2020-11-04 07:18:51 | お出かけ

いいお天気になりそうな、夜明け前の東の空デス

~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

延び延びになっていた”最強の山城”「大和高取城」今日はいよいよ本丸に入ります。

この時刻に城の麓に取り着いて

悪戦苦闘してこの距離を克服。そこに在った”感動”。困難に比例する”歓喜”の訪れ

     

城の出入り口の最も強固な防御の石垣「桝形虎口」

     

     

郭内の入り口で第一歩を記してから、本丸跡の此処まで”100分!!”確かに日本一の山城です

二ノ丸の案内板に書かれていた

備中松山城の、天然の要害に慄然と立つ天守も

美濃岩村城の、壮大な六段石垣も、夫々に忘れ難い山城ですが

郭内七里あまり、城域3㌔、高低差390mの我が「大和高取城」は贔屓目を差し引いても、日本最強、日本一の威容を誇る山城というに相応しい佇まいでしたよ

国見櫓と同じように、大和平野が見下ろせる本丸。樹々がない昔ならさぞや・・・

     

本丸は高取山の頂とは思えない程広々とした平地。

小天守へ続く石垣も立派です。

明日は本丸から見下ろした風景を    11/04 07:55 まんぼ

 

 

 

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交心譚Ⅱ-accent-

2020-11-04 05:56:08 | 詩22

交心譚Ⅱ-accent-

 

たくさんのヒトやモノと対峙して

手に入れてきた間柄を

新鮮なまま良好に保つには

適度なアクセントが要る

 

月に望月と三日月が交互するように

季節に冬と夏が必要なように

bokuとanataにも

程よい間隔が求められる

 

名曲の旋律が

永遠の称賛を得るように

香辛料が目的の航海になり得たり

恋人が生きる契機であったり

哀楽が人生の意味を深めるように

物語が句読点や段落で区切られるように

 

尊大から恐縮まで

平凡から非凡まで

ヒトは平たんを望みながら

accentを付けて

その倦怠を補うのだ

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