降って来るもの

写真と散文とぽえむ

有と無の間

2021-04-11 21:37:00 | 詩23 鄙の

有と無の間hazama

 

覚めていて,起きない

最高の贅沢

醒めながら,無に潜る

快感の絶句

heartのnoteに

落首する愉快

時間から

時を抜き出す爽快感

futonの温もりの

安寧の極致

葛藤を愉しむ

猶予の余裕

覚醒途上の,有無の酩酊

-日曜日の朝の束縛皆無の早朝に居る-

陽光の輝度は

起きよ!と促すけれど

彼方此方で動き始めたnoiseは

日常の開幕を

それとなく触れ回るけれど・・

 

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🌸の春series⑥又兵衛桜~アナタへ~

2021-04-11 11:21:29 | さくら

 少し寄り道してしまいましたが、”又兵衛”に触発されて、讃歌を一篇上梓

  

     

 

『アナタよ!!』

 

偉大なる桜木の古老よ

悠然と風を従えるアナタよ

豁然と人間を見下ろすアナタよ

inochiの太さで我が血脈を圧倒する

 その姿態よ

アナタは一体

幾時代の興亡を視てきたのだ

その逞しい骨格に

幾千万の時間を吸収してきたのだ

 アナタを前に

僕は唯唯,畏怖と尊敬の念を抱き

後は,見上げるばかりの憧憬を・・

 それにしても

アナタの前に立つ僕らの

何という卑小さだろう

      -阿騎野,又兵衛桜に-

 

悠然と立つ

     

             04/11 11:38 まんぼ

  

 

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四時の深遠にて

2021-04-11 04:38:58 | 詩23 鄙の

 

                     四時の深遠にて

 

時間を辞書で引いてみると

TIMEを英和で翻訳してみると

一定の,定番の答えが

万人に向けて用意されていて

粗方の理解は得られる

けれど,それは

不特定多数に向けてのperformanceに過ぎなくて

個々人に並べて適用される筈も無い

 時間の重さは,深さは、濃さは,大きさは,

更には,味わえる滋養は,煌きの度合いは,

不可解の歓びは,未知の希望は,

其其のヒトの思惟に依って千変万化し

唯の暗愚には

何の光輝も付与しないのだ

 それだから僕よ,貴方方よ

溢れる時間の幻から

必要な時を選択してゆくのは

ヒトとして生きる

必須のcurriculumの一つで

暗愚を脱皮する

殆ど唯一の方法でもある

 

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