Language
人との縁結びと同じように
”language”と結ばれたくて
僕は
何時だって新しい出合いや
斬新な鉢合わせや
劇的な遭遇や
運命の邂逅に備えて
餓え,嘱望し,真っ新に攫え,
あらゆる方角にアンテナを立て
全ての触手を尖らせ
その契りの成約の為に
一日千秋の日時を捲るのだ
今日,如何なる仕様の
吉事に
相見えるのかと
満々の興奮を携えて・・
Language
人との縁結びと同じように
”language”と結ばれたくて
僕は
何時だって新しい出合いや
斬新な鉢合わせや
劇的な遭遇や
運命の邂逅に備えて
餓え,嘱望し,真っ新に攫え,
あらゆる方角にアンテナを立て
全ての触手を尖らせ
その契りの成約の為に
一日千秋の日時を捲るのだ
今日,如何なる仕様の
吉事に
相見えるのかと
満々の興奮を携えて・・
半覚醒
ujiujiとudaudaと
醒めながら眠るひと時
この違和感が
とても
居心地がよくて
心身を和ませる
空っぽのスケジュールと
静かに渇きを潤す春雨と
丁度いい加減の明暗と
何の邪魔も起きない天然の静寂と
午後の真ん中あたりの
トキの穏やかな淀み具合と
幾つもの好条件が醸す
プラス思考の道行きの
半覚醒の揺蕩い
時の宝石
夜明け前のdeepブルーも日の暮れのOrangeの色層も、束の間立ち止まって改めて知覚すれば、愕然となる程に気忙しく早く遅くなって、如何にも生滅を繰り返してゆく日日や時間の虚しさを鮮やかに連想させる。
生まれたてのあの蒼穹の予言を受け取ったのは、今朝の曇天の下の重苦しさを感じながら、一体どんな昔の事だったのかと思う。
容赦なく、事程左様に僕たちを過去という闇の中へ連れ去ってゆく時間の波涛よ。それは万人に共通の感覚と現実に違いないが、さればこそ、その儚い悠久の時間の中身から何とか”時の宝石”を探さねばならぬ。個々人の胸に鈍色の光沢で光る”トキのplatinum”を収集していかねばならぬ。その数量の多少こそが、恐らく時間の進撃を食い止める唯一の手段になる。
万策はない。共通の手立てはない。其其の感覚で各々の仕様でときを見つけ、ときを誘い、ときと交わり、ときの種子を胸に宿してゆくしかない日々。
朝毎に、夕毎に、何時の事だったか?揺らぐ疑問符を感じながら、生まれたての蒼のその原色の無限に分け入り、循環するinochiの時間と夫夫の時の相関に想いを廻らす徒然。
Kimiは如何?
ほら、今
時代が音を立てて動いたよ
まるで
三角柱を転がしたように
大きな振動が伝わってきた
kimiに聴こえたかい?
ほら、今
音も立てずに時間が走り去ったよ
まるで
rinkの上を滑るように
目の前を通り過ぎた
kimiに触れたかい?
僕らの居場所は
一体何処なんだろう
誰も座れない特等席
それとも
誰でもが押し合い圧し合いする雑踏
kimiは何処で
時間に添い寝されてる?
聴こえないけど鼓膜を叩く
見えないけれど網膜に触る
時代や時間の仕業は
何時だって
僕らの思惑とは無関係に
変質し、転換し、消滅し、再生し
何の関わりも残せぬまま
僕らはその渦の藻屑となる
kimiは平気で居られるかい?
だからと言って
抗う術など皆無なんだけど・・
それでも
正体を掴んでいれば
ほら”百戦危うからず”って金言が・・
若しかしたら僕らは
永遠の時間から
時の宝石を見つけ出せるかもしれない
kimiはどう想う?
何の成算も持てないけれど
だからこそ
僕はときどき踏ん張って
音の翳や、掠める物量や、降って来る片鱗や
幽かな震えや、仄かな残像や、刹那の哀楽やの
身の裡に起こる動詞を
一聯のUtaに纏めておくのだ
或るinochiの壮大なプロジェクトの
細やかなプロローグの一頁として・・