三冊の本
異なる風采を持った
三つの世界に入り浸る夜毎
それは
就寝前のラジオ体操のように
ほぼ習慣的になった夜のひとくさり
太宰の極繊細と退廃と虚無と
詩人大岡の深学多才に翻弄される心地よさと
それから
優しい語り口で万葉の癒しをくれる犬養先生
それぞれを少しずつ
数行と数頁と数分で
摂取できる刺激を睡眠剤に・・
何時でも
手の届くところに三冊の本を置いて
代わる代わる
解され,攪拌され,愛撫され,軈て
いつしかに無の異次元に溶け込む
三冊の本
異なる風采を持った
三つの世界に入り浸る夜毎
それは
就寝前のラジオ体操のように
ほぼ習慣的になった夜のひとくさり
太宰の極繊細と退廃と虚無と
詩人大岡の深学多才に翻弄される心地よさと
それから
優しい語り口で万葉の癒しをくれる犬養先生
それぞれを少しずつ
数行と数頁と数分で
摂取できる刺激を睡眠剤に・・
何時でも
手の届くところに三冊の本を置いて
代わる代わる
解され,攪拌され,愛撫され,軈て
いつしかに無の異次元に溶け込む