病ひ
僕は病んでなどいない
ただ少し
偏狂者の気はあるかも知れぬ
近視眼的に見れば
何人もの我が身と同居することも
その一例に成るかも知れぬ
時として
収拾の付かない恣意にも
そのレッテルが張られるかも知れぬ
謹厳実直,かと思えば,朝令暮改
手懐けられぬ想念には
深編笠を装う癖は
病ひを知られたくない,方便
それでも,この僕は
世情の海を泳ぎ,時間の峰々を渉る
それだから,僕は
余人が落胆する程の病ひ持ちじゃないのだ
病ひ
僕は病んでなどいない
ただ少し
偏狂者の気はあるかも知れぬ
近視眼的に見れば
何人もの我が身と同居することも
その一例に成るかも知れぬ
時として
収拾の付かない恣意にも
そのレッテルが張られるかも知れぬ
謹厳実直,かと思えば,朝令暮改
手懐けられぬ想念には
深編笠を装う癖は
病ひを知られたくない,方便
それでも,この僕は
世情の海を泳ぎ,時間の峰々を渉る
それだから,僕は
余人が落胆する程の病ひ持ちじゃないのだ
無垢のoasis
高揚と鎮静と安堵と
此処を訪ねると
僕は何時でも
心情の基本のような
幾つかの想いに包まれる
人には必ず生まれた場所が在るように
誰にも精神の古里が有るように
僕は此の鄙の自然の中で胚胎したのだ
その事実が
細胞に紛れ,血液に混ざり
折り折りに,清新な無垢を想起させる
雑念に身動きとれぬトキには
此処に帰還すればいい
何時でも
この空間は身動ぎもせず
HAHAの懐のように
疲れた僕を抱擁してくれる
物憂げな心身を
黙って愛撫してくれる
御衣黄が咲く
スノーフレークが咲く
椿が咲く
石楠花が咲く
八重🌸が咲く
一篇のUtaを詩って
現実に帰る
04/27 08:03 まんぼ
狡猾卑小-祷り-
大自然を前に見据えて
國も,地域も,ましてや,人種や,男女や老若に
何の隔てが有ろう
如何なる障害も存在しない
誰にでも分け与えられる空の青
誰をも生かすoxygenの潤沢
誰も彼も容認の蒼い惑星Earth
卑小なる人類は,狡猾なHomo sapiensは
その自然に線を引き,地域を主張し
奪い合い,弄び,変質させ,在りと有る残虐を加える
何という愚か者
けれど、砂粒の己が出来ることなど無い
声高に否を訴えても
誰の胸にも届かない
唯,其其にある人生というイノチの
”其処まで”の健全を
無心に祷るしかない
”其処まで”の距離と時間が
ほんの数日でも多かれと
唯,只管,祷るしかない