Time年表
僕らは、僕ら以外の
そこに多少の
大きい小さいや、狭い広いの違いはあっても
周りに屯する人間の
殆どの営みと無関係に生きている
当たり前のことだが
近しい人の時間割さえ、何も知らない
同胞の心根さえ
無理解に暮らしているのだ
同じようにタイムは流れ
変わりなくtimeは移ろい
其処に、何一つの不都合もなく
時の年表は
唯、無機質に三世を亘る
その漠然の中で
僕らはコツコツと
それぞれの範囲で息をし
各各に、有機の哀楽を奏でるのだ
time年表は永遠
そうして、個々人の様様の年表は
そこに
一回限りのinochiを熟してゆく時の記憶