丑の河原で㈦~実存~
残存しているもの
現存していること
抗いと、諦めと、納得の諍いが
交錯する実存の日々の中で
従来の機能と
僕が今だ僕で有るあることの原型と
対峙する愛しさ
喜びと頬擦りする至福
質も量も
是非もなく変化してゆくけれど
確かに
磨かれてゆく感情も有る
深く、濃く、澄んでゆく情感も生まれる
それは又
老いを見直す良質の機会
悲嘆の裏側に
細やかにくっ付く
inochiへの歓声でも有る
蝦蟇の一足飛び㈣~平穏と不穏~
いつか破綻するもの
いつか破られる均衡
不穏の種子は
いつでも
平穏の日日で発芽するもの
丑の河原で㈧~奇蹟~
書く時、書ける時に
時間割は無い
昼夜も、日付も、場所も、空間も
制限は皆無
けれど、時々
それが真夜だったり
夢中だったり
準備不足だったりの
不都合は起こる
何しろ、それは
順不同で起きる
僕の奇跡なのだから