予告
何気なく消えてゆく時間の中で
ふと、SIを予感する瞬間がある
何か生まれそうな感覚が起きる
一行に纏まりそうなlanguageが
密かに頭骨を横切る
そのまま
流星のように見送ることが常だけれど
予告は、突然稲妻のように走るけれど
暗示や予兆の
そんな過程で
呼吸を始めるSIも偶にある
予告
何気なく消えてゆく時間の中で
ふと、SIを予感する瞬間がある
何か生まれそうな感覚が起きる
一行に纏まりそうなlanguageが
密かに頭骨を横切る
そのまま
流星のように見送ることが常だけれど
予告は、突然稲妻のように走るけれど
暗示や予兆の
そんな過程で
呼吸を始めるSIも偶にある
此の世に在った証を一つ
大それた代名詞や
立派な冠や
輝く名声じゃなくていい
活き活きと蠢く律動を一つ
黒々と認めるsoulの一行を
消しゴムで消せない言葉を一個
誰彼に遺言できる晴れやかな一言を
anataに残せる渾身の一声”サヨナラ!”を
inochiまるまるの一筋の煙を
全てを燃やし尽くす喝采の一節を
何れの一つでも間に合う
幾つもの銘言は要らない
唯、僕が此の世を生きた証を一つ・・
むかし、昔
むかし、雲は愚痴を聞いてくれた
むかし、山々は叫びに応えた
むかし、里は情に溢れていた
むかし、野辺に物語があり
むかし、村に様様の唄と踊りがあった
昔、町に騒めきがあった
昔、学校に歓声が響いた
昔、先生は怖かった
昔、先生は優しかった
その頃、夢は彼方此方にあって
その頃、寂しさなど知る由も無かった
その頃、想い人はたくさん居て
その頃、毎日は弾んでいたのだ
むかしは、遥か昔々になった
村や町は静まり返り
学校や先生に活力は漲らない
むかしから今へ
時代は次々に変容し
新しさは何時でも
夢と希望の道連れの筈なのに
昭和から令和へ
時代も老いてゆくのか・・