降って来るもの

写真と散文とぽえむ

丑の河原で㈢~歪曲の極み~

2024-02-07 21:16:18 | 詩30

     丑の河原で㈢~歪曲の極み~

 

賽の河原に、丑か人か

 

何なんだろう

小石を積んでいるのは

あれは

一頭じゃない、一人だ

物思いの勝手を

彼方此方に積み上げてゆく

如何して?何の為に?

きっと、動機など無い

若しかしたら、僕の影?

あの世とこの世の境界線で

足跡音符で奏でるメロディー

通巻のない物語

節のない歌唱曲

動物一派の咆哮

やれやれ

此の世は歪曲の極みなのだ

 

それ故

多種多様多岐の猥雑が棲息する

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ふるさと行脚~還る処に~

2024-02-07 07:03:57 | ふるさと

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 正月30日。久しぶりにふるさと行脚をしてきました。

このカーブを左に曲がって・・

  

  もう一つ回ると・・、此処は木々の間を右へ左へ

    

  

左へなだらかに曲がって・・

  

右へ右へ

左へ大曲すると、日当たりのいい開墾地へ

  

最後の暗がりを抜けると

山懐の村の入り口に辿り着く👆

我が家の有る前の道は、もはや半分は自然に帰っている

  

閉ざされてゆく道と、朽ちてゆく家

それでも、古里の狭い空には、大好きなブルーがある

 

 

     ふるさと行脚~還る処に~

 

朽ちてゆく村や風景を見るのは

堪らなく寂しいけれど

仕方がないのだ

仕様がないのだ

割り切るしかないのだ

此処は、もはや住む処から

還る処になった

 

子供の頃

山師さんが往来した道は

遠の昔に通う人が居なくなって

その風采を序序に失ってゆく

人の住まない家など

全くの無抵抗で

昔々の家主に

その姿形を明け渡してしまうのだ

二十年間ここで独り暮らした母が

父の傍に逝って十五年目

無人になった故郷の家

我が生家も例外なく

延延と続く歴史の過去に取り込まれてゆく・・

 

左へ右へと折れて現住所に戻る

 

6:12 久しぶりにブルーの多い空を見る

  

          穏やかな水曜日に  2/7 07:03 まんぼ

 

コメント (2)
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