Ball
一つのballは
投げて、受けて、また投げて
初めてその役割を完結する
その相手が居ることの幸せ
それは
人と人との会話にも例えられる
或いは
アナタとワタシの関係を表す
又は
君と僕の間であったりもする
そうなのだ
投げたballは、返ってくるballでなければ
結ぼれの物体ではないのだ
繋がっている情とは言えぬ
結ばれている縁とは言えない
寄り添っている相棒でもなく
望む相手でもない
誰も彼も、ballは持っているけれど
ballは持てるけれど
いつでも
投げる相手が居るとは
投げたballが返って来るとは
断言できないので
そこに
侘しさや哀しみや虚しさや切なさの
多情無情の空間ができるのだ
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