四季折々

~感じるままに~

尾長天満宮(おながてんまんぐう)

2016-03-02 09:30:30 | まち歩き

昨日午後、広島の尾長天満宮にお参りしてみました。
ある方の太宰府天満宮に関するブログを拝見し、思いついたものです。
興味深く散策していたところ、神主さんが出てこられ、いろいろと説明して下さいました。


JR広島駅北口(新幹線口)からほど近い山裾にあります。


鳥居をくぐると「随身門」という門がありました。




菅原道真公が西暦901年、太宰府に下られる途中、お立ち寄りになられたとのことでした。



かなり急な石段の上に紅白の梅が見えました。


参拝後、境内を散策していたところ、神主さんが出てこられ、親しく話しかけてくださいました。
太宰府天満宮の「飛梅」から株分け等された梅の有無について尋ねてみたところ、
「他の天満宮にはそんな話があるようですがここにはありません」とのことでした。


お宮のいわれなどのほか、狛犬について、詳しく説明して下さいました。
○ この吽形の狛犬は、頭に角がある雌だそうです。
 (向こうに見える狛犬1対は雌雄不明で、どちらにも角がありました)


○ この阿形の狛犬は、雄で頭に角がないとのことでした。(シンボルがちゃんとついていました)


原爆で吹き飛び損傷したという痕跡が見られました。(社殿も被爆建物だそうです)

台座には、寛政六年と彫られているのが薄っすらと見えました。(寛政六年=1794年)
○ 広島で2番目に古い(最古は白神社にあり寛政五年とか)
○ 広島で雌雄が明確に分かる(見える)狛犬は5神社だけに存在(当社、厳島神社、廿日市天満宮、白神社、?)
とのことでした。

本殿の裏に道真公が腰掛けられたという石があるとのことで、行ってみました。





50mくらい登ったところにありました。
元々は、この石より上方の峰に社殿が建てられていたそうです。

看板に「天神川源流」と書かれていました。神々しい川名でした。
JR広島駅の東隣に山陽本線と呉線の「天神川(てんじんがわ)駅」があります。
10数年前に新設されたものです。駅名の由来をここで初めて知りました。


境内から見えた広島駅周辺です。今、北口も南口も大再開発中です。
一番高いビルはこの6月竣工予定で、中・四国・九州一のノッポビルになるそうです。


神主さんの話では、西暦900年ころは、隋身門のすぐ前付近までが海だったとのことです。

この周辺には神社仏閣が多数立ち並んでおり、このお宮にもこれまで数回訪れています。
ただ、これまではウォーキングが主で、あまり深く知ろうとしていませんでした。

昨日は、ちょっと寒かったものの、いい勉強になりました。

コメント (2)
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