四季折々

~感じるままに~

ムラサキシキブ(本当はコムラサキ?)

2017-10-07 12:53:22 | 写真・花

民家の塀の上から見事なムラサキシキブ(紫式部)が枝垂れていました。
本当はコムラサキ(小紫)という名のようです。
名はともあれ、きれいな実がびっしりとついた優雅で立派な庭木でした。

     

     

     

一般にムラサキシキブ(紫式部)の名で流通しているものはほとんどがコムラサキ(小紫)なのだそうです。

コムラサキとムラサキシキブの違いに関して、リンクフリーの「花図鑑」に次のような記述がありました。
https://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-komurasaki_large.html

  コムラサキとムラサキシキブの違い
  ◆果実の付き方:ムラサキシキブは比較的疎らに付きますが、コムラサキは果実が固まって付きます。
  ◆葉柄と花柄の付く位置:ムラサキシキブは近接していますが、コムラサキは少し離れて出ます。
  ◆葉の鋸歯:ムラサキシキブは全葉にありますが、コムラサキには上半分にしかありません。
  ◆樹高:ムラサキシキブの方が高い(3~4m)、コムラサキの方が低い(2~3m)です。
  ◆枝垂れ:ムラサキシキブは枝垂れませんが、コムラサキは枝垂れます。
  ◆分布:ムラサキシキブは山野の林に自生し、コムラサキは家庭の庭先に植栽されています。

ところで、ムラサキシキブとコムラサキの名の由来は、諸説あるものの、
 「ムラサキシキブ」は、もともと「紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、
 いつのころからか、源氏物語の作者・紫式部を連想させてこの名になっていった。
 「コムラサキ(小紫)」は、紫式部を小さくしたものなのでその名前になった。
というのが本当のようです。

また、コムラサキがムラサキシキブの名で流通しているのは、
ムラサキシキブ(紫式部)の名の方が優雅で馴染みやすいためのようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする