8月30日付け ヒヨドリのその後(6) の続編です。 (8月30日午後~8月31日)
今朝は朝から激しく雨が降っていました。そんな中、残りの雛が元気に巣立っていきました。
巣はからっぽになり、親鳥も来ません。急にさみしくなりました。
巣作りをしているのを発見して以来約1か月間、ヒヨドリの子育てのほぼ全容を見ることができました。
親鳥夫婦の一生懸命な姿を目の当たりにし、4羽の雛が無事元気で成長していくことを祈らずにはおられません。
8月30日(金)午後~ 雨
13:44 朝2羽の雛が巣立った後も、雨の中せっせと餌を運んでいました。
夜は雨がやんでいました。親鳥は前日と同様巣にいませんでした。
8月31日(土) 雨 (28℃/24℃)
7:49 雨の中、6時頃から頻繁に餌を運んでいました。
この写真の時は、何か言い聞かせているように感じました。
8:54 2羽とも巣の縁にとまっていました。
10:35、丁度見ていたとき、1羽が巣立って前庭の花畑に飛び降りました。
母鳥がすぐ近くに飛んできて、鳴きながら裏側へ誘導し、マンションの方へ親子で飛びおりていきました。
10:43 巣を見てみると、もう1羽も巣から離れて近くの小枝にとまっていました。
10:55 鳴き声がするので見てみると、不思議なことが起こりました。
母鳥が雛に餌をやった後、巣に飛び移り、巣の中を整える仕草をしたかと思うと、
空の巣の中に座り込んだのです。そして20秒くらいて飛び立っていったのです。
短い時間でしたが、まるで、感慨にふけっていたように見えました。
11:28 この写真を撮った時が最後のお別れとなりました。
所用で出かけて、13:00過ぎに帰宅したときは既にいなくなっていました。
この雛だけ、どの方向へ行ったか確認できませんでした。
しかし、親鳥が他の3羽と同じように、安全なところへ誘導したものと信じています。
我が家から30~40m先に小さな公園があります。
マンションのバードウォッチングコテージの斜め上方です。
16:00ころ、親鳥の鳴き声が聞こえたので行ってみたところ、
雄がドングリの木のてっぺんにとまり、かん高い声で鳴いていました。
そして、私を見ながら何回か鳴き、向こうの竹林の中に飛び込んでいきました。
近づいてみると、竹林の中で数羽いると思える雛の鳴き声がしていました。
ヒヨドリの雛は、巣立ちして1~2か月の間は親鳥と行動をともにするのだそうです。
あの親鳥夫婦は、雛たちを間違いなく立派に成長させるだろうと思います。
何か月先か、成長した雛たちを是非とも見てみたいものです。
ヒヨドリにあったら平山さんちで育った雛かなと思うことでしょう。
命の誕生に立ち会われて感慨深いですね。私もお裾分けしてもらいました。楽しみでした。有難うございました。
情が移ってしまいました。
親鳥夫婦の仲むつまじさと一生懸命さを目の当たりにし、
少しは見習わなければいけないな、などと思ったりしています。