今夜、NHKの「クローズアップ現代」と言う番組を見ました。取り扱ったのが”終末期鎮静”と言うテーマでした。恥ずかしいことに私は”終末期鎮静”と言う言葉自体を知りませんでした。
死期が迫っている治癒の見込みのない病人で、しかも耐え難い苦痛に苦しむ方への対処のために鎮静剤をうち、眠らせた状態で最期を迎えてもらう と言うことだそうです。その実際の事例を放映し、現状と問題点を提起していました。
終末期鎮鎮静の行える要件です。
現状はどうか?
ガン患者の方で、在宅で亡くなった方の七人に一人が”終末期鎮静”で最期を迎えたと言います。
でも、”終末期鎮静”に同意した家族、それを実行した医師 ともに、その措置に納得する方もいる反面、一種の自責の念に駆られる方もいるようです。ある意味、死ぬことを”ほう助”する行為ですから当然です。でも、病人を苦痛から解放するという意味で納得している家族もいるようです。
”終末期鎮静”と”安楽死”の違いについても放映されました・
耐え難い苦痛に苦しむガン患者で、在宅の方の事例でしたが、ガン以外の病気の場合、在宅でなく病院に入院中の場合 などわからないこともありましたが、自分自身の問題としても考えておきたいテーマでした。
ネットで調べたら、安楽死を認めている国もあるようです。そして、こんな記事もありました。参考までに。
安楽死、自殺幇助はそれぞれ2種類に分けられる
積極的安楽死:
患者本人の自発的意思に基づく要求に応じ、患者の自殺を故意に幇助してに死に至らせること
消極的安楽死:
患者本人の自発的意思に基づく要求に応じ、または、患者本人が意思表示不可能な場合は患者本人の親・子・配偶者などの自発的意思に基づく要求に応じ、治療を開始しない、または、治療を終了することにより、結果として死に至らせること
積極的幇助:
患者本人の自発的意思に基づく要求に応じ、苦痛のない自殺手段を提供すること
消極的幇助:(尊厳死)
回復の見込みのない患者に対し、それ以上の延命措置を打ち切ることを指す。改善の見込みのない苦痛よりも死を選択するとの意味から、尊厳死とも呼ばれる。