先日行われた、所沢・平和のための戦争展で、私は「戦争孤児を知っていますか?」という展示をしました。
つたない私の展示です。この中で、「戦争孤児」にはこんな方がいたという 本庄豊さんの分類も展示しました。本庄さんの分類です。
戦災孤児 空襲などの戦災や戦後の貧困などで身寄りをなくした孤児
混血孤児 日本を占領したアメリカ軍兵士と日本人女性との間に生まれた孤児
沖縄の戦場孤児 沖縄戦で身寄りをなくした孤児やアメリカ軍兵士との混血孤児
引揚孤児 戦後、 旧満州や南洋諸島から単身で戻ってきた孤児
残留孤児 旧満州などに取り残され、現地の人に育てられた孤児
原爆孤児 戦争末期の原子爆弾投下で身寄りをなくした孤児
このうちの「戦災孤児」が今回NHKで取り上げた「駅の子」と言われた方々です。
戦災孤児(せんいこじ)
戦争で家も両親も失った子どものことを戦災孤児と呼びました。この子たちの多くは親せきに引き取られましたが、だれも頼る人がいない子どもも大勢いました。
そういう子どもは焼け残ったたてものや駅の地下道などで寝起きし、クツみがきや新聞売りなど、子どもにできることは何でもしてその日の飢えをしのぎました。その子たちは心に深い傷を負ったうえ、大人でさえ生活するのが大変な時代に、たったひとりで生きていかなければならなかったのです。
NHKの番組紹介です。
NHKでは、この3年間、路上生活を経験した孤児への聞き取りや、資料発掘を進めてきた。子どもたちが餓死していく日常、生きるために盗みや売春をせざるをえない子どももいた。孤児たちが訴えるのが、国や大人たちから「見捨てられた」という思いだ。「汚い」とさげずまれ、やさしい言葉をかけてくれる大人はいなかった。「戦争が終わってから本当の闘いが始まった」という孤児たち。知られざる「駅の子」の実像に迫る。
既に、二度放映されていますが、再々放映がされるそうです。
日 時 2018年 8月 30日(木)
午前1時から(29日の深夜です)
チャンネル NHK総合 1チャンネル
深夜ですので、できれば録画して都合の良い時にぜひ、見てください。
私の展示より、実相が良くわかりました。