広島・原爆の日の今日、所沢市役所の被爆石前で、「核兵器廃絶」と「恒久平和を」願う、所沢・平和祈念式が行われました。
市民有志70人が参加して、午前8時から始められました。主催者代表あいさつに続いて埼玉ヒバクシャの会(しらさぎ会)のKさんがあいさつしました。幼児のころ広島で被爆したKさんは、「私自身、すでに75歳、被爆者の会の平均年齢は83歳で、年々被爆体験者が少なくなっている。ヒバクシャがいなくなる前に核廃絶の道筋を作
るべきだ」と語りました。(花桶の後が、広島の被爆石です)
NHKラジオの広島原爆慰霊式の鐘の音に合せて一分間の黙とうをしました。
原爆被災者が描いた絵画展の実行委員のあいさつなどを受けた後、被爆石に向かって全員で献花しました。
後ろが所沢市役所の正面入り口です。
最後に全員で「原爆許すまじ」を斉唱して散会しました。
しらさぎ会のKさんも訴えていましたが、「原爆の被爆体験が年々風化して、記憶がなくなってゆくのが残念です。所沢のこの取り組みを来年以降もぜひ続けて欲しい」の声を大事にして、原爆の悲惨な体験を語り継ぎ、不戦の誓いを今後も広げてゆかなければ・・・と思いました。