年金者組合所沢支部の「介護のあるくらし」の体験学習会に参加しました。
私が役員をしていた15年以上前には「介護」と言っても主として「親の介護」が殆どでした。
でも、組合員も高齢化して「介護」は「自分事」になっています。
参加者は、40名余でした。夫や妻を看取った方、現に老々介護で苦労している組合員3人が自らの体験を報告しました。
どのレポートも介護の大変さを実感しました。
私も連れ合いの介護の体験から、医療保険と介護保険の線引きの難しさ、それらをどう組み合わせて利用するか迷っている ことを発言しました。
助言者として参加した通所老健施設のスタッフがアドバイスをしてくれました。
レポートの中で、私が驚いたのは「還付金サギにかかった」と言う報告です。市役所職員を名乗る人から電話があり、還付金がある と言われ、訪ねて来た若い人にキャッシュカードを2枚渡したそうです。話の中で、暗唱番号を教えたかどうかはわからなかった。直後に市役所に電話したら、そんな職員はいない。それはサギです と言われたが15分位の間にATMから現金を引き落とされていた とのことでした。
普段、冷静で、オレオレサギに引っかかるような人ではないと思っていたのですが、それだけサギ師の方が巧妙だったのでしょう。別の方は、夫を看取った直後から固定電話にいろいろのサギまがいの電話がかかってきたので、留守電にして一切電話には出ないようにした との報告もありました。
看取り、老々介護など高齢者の弱みに付け込んでくるサギの被害がこんな身近で起きていることにびっくりしました。
今回の学習会は、体験交流で、何か解決策を求めるものではありませんでした。
「介護のあるくらし」の体験交流からスタートして、その対策やノウハウ、法的なことは順次専門家を交えて勉強してゆくことになりました。