囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

真実の究明こそ! 名張毒ぶどう酒事件

2015-01-11 13:13:09 | 囲碁きちのつぶやき
1961年3月、三重県名張市で毒物が混入されたブドウ酒を飲んで5人が亡くなると言う事件が発生しました。その犯人として奥西勝さんが逮捕され、1審は無罪、2審は死刑判決が出て、最高裁でその死刑判決が確定しました。億日死刑囚は、再審を求めていましたが、1月9日、名古屋高裁はその再審請求を棄却しました。



この事件では、1審 無罪 2審 死刑 と言う事案で、「冤罪ではないか?」と疑問視する方が多くいます。
そんなことから、国民救援会や「奥西勝さんを守る会」が、奥西さんの再審を求めて粘り強く活動を続けています。
また、事件の真相を求める立場から、映画も作成されました。
その映画が「約束」=名張ぶどう酒事件死刑囚の生涯 です。



仲代達也、樹木希林などが出演し、無実を叫び続けている奥西死刑囚の半世紀を描いています。



この映画が、地元所沢市で上映されます。

と き  2015年 2月 1日(日) 午後2時から(入場は30分前から)
ところ  所沢市民文化センター(ミューズ) マーキーホール
入場料  一般  1,000円。


この事件に関心をお持ちの方は是非、見に来てください。




「参考までに、事件の経過を、「奥西勝さんを守る会」のホームページから引用します。


1961年(昭和36年)3月28日.三重県名張市葛尾という小さな村落でのことです.その日の夜8時,村の生活改善クラブ「三奈の会」は公民館で年に一度の総会を終えて懇親会に移りました.当時の村人にとって,懇親会というのは数少ない楽しみの一つでした.そこで男たちには清酒が,女たちにはぶどう酒が振舞われました.

「乾杯!」

32人の参加者は和やかに祝杯を挙げました.その直後……

突然,女たちがもがき苦しみだしたのです.あわてて医者が呼ばれましたが,その甲斐もなく5人が死亡,12人が中毒症状を起こしていました.女たちが飲んだぶどう酒に農薬「テップ剤」が混入されていたことが検査の結果明らかになりました.

「一体誰がこんなことを……!?」

静かな村をいきなり襲った大量毒殺事件は村人をパニックに陥れ,世間をも震撼させました.一刻も早く犯人を!.捜査の行方はマスコミの注目の的となりました.

「村の中に犯人がいる!」

そう断定した警察は,事件当日ぶどう酒の購入,運搬に関与した3人の村人を,重要参考人としました.3人とも否認しましたが,とりわけ奥西勝さん(当時35歳)は死亡した5人の女性の中に,妻と愛人がいたため,「三角関係の清算」という動機があるとされて,警察からの厳しい追及を受けました.勝さんはもちろん,身に覚えのない犯行なので否認しつづけました.しかし,事件直後から連日ジ-プで連行されての長時間の取り調べ,さらには自宅にも警察官が泊まり込み,就寝から排便にいたるまで監視されるという中で,ついに勝さんはその場を逃れたいがために嘘の自白をしてしまいました.「妻と愛人を殺すために公民館に,一人になった隙に,自宅から用意してきたニッカリンTを混入した」と…….そして,起訴されてしまいました.


第一審は無罪,第二審は逆転死刑判決,最高裁は上告を棄却し死刑が確定.以後7次にわたって再審請求がなされ,現在名古屋高裁で審理中.「第二の帝銀事件」ともよばれるこの不可解な事件は,ほんとうに奥西さんが真犯人なのでしょうか? ジャーナリスト江川紹子さんが事件を丹念に追跡します.

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