小さな原爆記念日の集まり

今日8月6日は広島に原爆が投下された日です。
広島では、野田総理も出席して原爆慰霊式が行われました。
同じ時間帯に、所沢でも市民有志の手作りの「平和祈念式」が、今年も開かれました。
広島市から寄贈された「旧広島市役所の被爆石」が置かれている所沢市役所玄関前に、50人程の市民が集まりました。



午前8時に開会、主催者挨拶の後、全員で献花、NHKの広島での実況放送に合わせて、黙祷を捧げました。何人かの方から一言発言を受けた後、みんなで「原爆許すまじ」と「青い空は」を斉唱して閉会しました。

毎年何人かのこどもさんも参加してくれます。



おじいちゃんと参加してくれた小学校4年生のこどもさんです。原爆のことより、福島原発事故の放射能の方が身近な問題のようでした。
学校の宿題のためでもなく、自分たちの将来のことが心配のようでした。「来年も来たい」と言っていました。こどもたちに「原爆」のことや「原発」のことを考える契機を作っただけでも今年も「平和祈念式」をやってよかった思いました。

市役所ロビーでは市が企画した「所沢平和祈念史料展」も行われていました。




写真パネルを並べ、原爆被害の悲惨さを展示していました。この企画も素晴らしいものだと思います。

願わくは、市民有志が行なっている「広島被爆石前」での「平和祈念式」を市の主催でやり、広く市民に核廃絶と恒久平和を訴える企画をして欲しいと思いました。

ピカドンも　原発事故もイヤ　これからも　訴え続けたい　原爆記念日