XAが続きます。後ろは前回不動から復活させたXA #13743XXですが、手前のきれいなXA #42908XXと、随分きれいな個体です。製造もだいぶ後のようですね。この個体は、ハードオフでジャンク扱いを入手されたそうです。並べると、うちの個体がやけにボロッちく見えます。これは掘り出し物でしたね。
作動には特に問題はなく、レンズのカビ、ファインダー汚れ、モルト交換をします。トップカバーを開けて見ると・・巻き戻し軸回りが樹脂製に変わっています。裏蓋のカギ板を規制するバネの構造も変更されています。そう初期のバネはセットしても外れやすく、組みにくいと思ったのでした。ファインダーのダスト紙に空いているはずの距離計調整用の穴も省略されています。
シャッター板も変更されていますね。前回の個体は小さなバネが組みにくいと思いましたが、組立の簡略化による変更のようです。
Cdsのマスクと絞りレバーとの接続部分も部品が省略されています。
レンズの後玉を清掃して組み立てます。
絞りピンとカムとの位置に注意しなから組み立てます。
ファインダーを清掃してモルトを交換します。
裏蓋の蝶番部分のモルトは裏蓋側に厚いもの1か所に省略されています。(前回の画像参照)
アンダーカバーのモルトは省略されています。必要ないと判断されたのでしょうかね。
一応貼っておきました。
電池をセットした時の質量は後ろ#13743XXは230gで手前#42908XXは222gでした。8gの軽量化ですね。工場では常に組立工数や部品点数の低減が行われているわけですね。私も立川のハードオフを回ってみようかな?
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