日本列島は寒波が来襲していて、日本海側では電車も立ち往生しているようで寒いですね。体調もイマイチでカメラの修理はお休みしてストックしていたバイクの部品を整理していましたよ。カワサキのW1系部品がかなり残っているので、オークションで処分しようと思ってさ。
そこで、簡単にリコー・オートハーフSE2のメンテナンスをしておきます。SE2はシリーズの最終型ですかね。調べてみると1976年11月の発売となっています。な~んだ、つい最近じゃん。その頃、私はサーキットを走っていましたよ。Sはセルフタイマー付きで、発売価格は18.800円ほ~、10年前の発売当初からすると高くなりましたね。特にこの個体は「黒仕上げ」で19.800円だそうです。(タイマーなしは17.800円)サイズの割には質量が重いため、ボディーが凹んでいる個体が多いのですが、この個体は非常にきれいです。
新しいので特に不具合は無いのですが、オーナーさんは、やり直された裏蓋のモルトが気になっているご様子でした。しかし、貼り直すほどの状態でもないですね。まじめに貼られていますので、このままで良いと思います。
裏蓋のモルトは貼り替えをされていても、意外に無視されるのがファインダー部分のモルトです。これはオリジナルのままですね。
前面カバーを開けて清掃をして行きます。ファインダー部を取り出しました。
僅かに汚れがある程度で状態は良いです。対物レンズは樹脂製になっています。
左端にセルフタイマーユニットが縦に搭載されています。
ダミーフィルムを装填して作動をチェックします。
ファインダー部の古いモルトは接着を溶剤で溶かして取り除きます。
ペトリ・カラー35ブラックの方がコンパクトに見えませんか? フィルムを装填した時の質量は実測364gでした。ホールド性はあまり良いとは言えなカメラですから、落下を防ぐストラップは必要でしょうね。