ローライ35の巻上げレバーが当たる樹脂部品とM型ライカのバックドアに付いている樹脂部品の製作依頼です。樹脂の材料はPOM材を使用して卓上旋盤で製作します。
まずはローライ35のレバー当て。外形3.5mmで軸は1.6mmで削ります。
予備を含めて2個製作しました。純正と見分けがつかないでしょ。
このバックドアはM4のものですけど、M2 M3も一緒ですね。じつは、私の所有できる程度の悪い個体には、すでにこの樹脂部品は欠落しているので純正の寸法と形状が分かりません。最初は本体側の落とし込みが深いと思いましたが、意外に浅くて部品の厚みも1.2mm程度で作りました。そもそも、左右の落とし込みの深さに差がありました。意外にアバウトなんですね。よって、厚み違いで幾つか余分に製作しました。
しかし、この樹脂部品はバックドアをフルオープンするとトップカバーの下端に当たります。すると横筋が入ってしまいます。きれいに作ってもあまり意味はないようです。意外にこの部品はアフターパーツがないようですね。私も面倒なのでローライ35用は作りますけどライカ用はもう作りません。