人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

NPCビル自衛消防隊第5位入賞~「自衛消防訓練審査会」

2011年07月22日 19時57分50秒 | 日記
22日(金)その2。今日、皇居外苑で丸の内消防署による「自衛消防訓練審査会」が開かれ、午後見学に行きました。昨年も一昨年も猛暑で暑くてまいりましたが、今日は曇り空で涼しく、出場者、審査員、見学者ともども助かりました

この審査会は毎年1回、丸の内地区所在の各ビルの自衛消防隊の日ごろの消化訓練を審査するもので、今年は男子隊28チーム、女子隊8チーム、警備隊35チームの計71チームが参加しました。コースは2つで、第1コースが男子隊・女子隊で第2コースが警備隊となっており、それぞれの隊の種類別に順位を競います

訓練の想定は「事業所の勤務時間中に地震が発生し、その後火災が発生、消火器による初期消火にもかかわらず火勢が拡大し、屋内消火栓による消火活動(ホースを延長)を必要とする火災に拡大したもの」となっています。審査は初期対応要領(迅速性、確実性)、屋内消火栓操法と各操作のタイムに着眼して行われます。実際にホースから水を出して的を当てて倒します。放水に当たってはホースに相当の圧力がかかるので、古いホースなどを使用するものなら、穴が空いて水が噴水のように吹き上げます今日も何組かが高い噴水をぶち上げていました。

隊の構成は、指揮者、1番員、2番員の3人一組で、それぞれの行動が計200点満点で採点され、得点順に1位から3位まで入賞隊が決まります。

わがNPCビル自衛消防隊は「警備隊」35チーム中18番目。午前の部が15組目で終わったため、午後の部の3組目の出場となりました。いい順番です 昨年のように遅い順番だと待ち時間が長くなり緊張感を継続するのが難しく、つらい思いをします 順番が早い方が審査する側も演技する側も適度の緊張感を持って臨めるので良いのです。

われらがNPC自衛消防隊のメンバーは防災センター隊員で、指揮者=池ノ谷賢志、1番員=玉田直紀、2番員=檜垣省次の3名です。彼らは6月から7月まで16回にわたり地下駐車場や西側私道で、涙ぐましい訓練を重ねてきました。

午後1時頃に順番が回ってきました。3人とも最初から声も大きく、動作もきびきびしており、順調な滑り出しです 放水もスムーズにいき、的に当てるまでの時間も短時間で済みました。「いい線いくのではないか」というのが大方の予想。いったん事務所に戻って結果が入るのを待つことにしました。3時ごろ、私は新入社員のK君に「5位に入ると思うよ」と伝えました。

1時間後の午後4時に現地にいる鈴木防災隊長から連絡が入りました。「5位入賞です」。予想的中!わが隊は一昨年8位に入賞していますが,今回はそれを上回る結果です。素晴らしい 今ごろ彼らだけの祝勝会で盛り上がっていることでしょう。おめでとう、池ノ谷君、玉田君、檜垣君 君たちはNPCの誇りです ただ,君たちが35チーム中5位に入賞できたのは,君たちの頑張りがあったのはもちろんのことですが,鈴木隊長,小林副隊長以下防災センター隊員のサポートがあったからこそだということを忘れないでほしいと思います。全国広しと言えども,丸の内地区の自衛消防隊は最高レベルと言われています.その中で5位の成績は誇るべきものです.お疲れさまでした.今日はさんざん飲んでゆっくり休んでください

《隊員の活躍の模様はhttp://www.presscenter.co.jpをご覧ください》

   

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ベートーベン「第14番SQ」とシューベルト「ます」を聴く~新日フィル室内楽シリーズ

2011年07月22日 07時03分24秒 | 日記
22日(金).昨夕,すみだトリフォニーホール(小)で新日本フィル室内楽シリーズ2010-
2011の第8回公演を聴きました プログラムは前半がベートーベン「弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調」,後半がシューベルト「ビアノ五重奏曲イ長調”ます”」の2曲.早いもので今シーズン最終回です.

ベートーベンは1824年5月に交響曲第9番を初演しましたが,その後3年しか生きられませんでした この間に集中して書かれたのが弦楽四重奏曲第12番~16番でした.このうち第14番の「嬰ハ短調」という調整はピアノ・ソナタ「月光」と同じです.こちらも第14番です.全7楽章から成りますが,第1~4楽章,第6~7楽章が休み無く演奏されるので,3楽章形式のような構成になっています.誰の依頼も受けずに作曲したと言われており,純粋な芸術的な欲求から生まれたようです

演奏は新日フィル第2バイオリン主席の吉村知子が第1バイオリンを務め,ほかに第2バイオリン,ビオラ,チェロの編成ですが,全体を通して,どうもすっきりこないのです とくに第五楽章「プレスト」はアンサンブルがうまくいっていないように思いました オーケストラのピックアップ・メンバーによる臨時編成四重奏団による演奏の限界を感じました.6月12日にサントリーホールで聴いたアメリカの「パシフィカ・カルテット」で同じ第14番を聞いた時とまったく違った印象を受けました.パシフィカの方は,何の違和感もなくすんなり音楽が響いてきました.それに比べると今回の演奏は日光の手前でした.ん?・・・イマイチでした

休憩後のシューベルト「ます」は小中学校の昼食時間を知らせるテーマ音楽としてお馴染みですね この曲は第4楽章で歌曲「ます」のメロディを主題に使っているため,この副題で呼ばれています.バイオリン,ビオラ,チェロ,コントラバスとピアノによる演奏ですが,第1バイオリンを務めるのは,このシリーズで毎回「プレトーク」を担当する第2バイオリンの篠原英和です.コンサート開始が午後7時15分ですが,その前の15分間,ベートーベンの生涯についてわかり易く解説してくれます.この人のトークは一流です.よく音楽家や歴史を知っているし話し方も上手です 演奏で印象に残ったのはピアノの出久根美由樹(いずくね・みゆき)です.長い指を生かして軽快にシューベルトを演奏していました.全体的に,シューベルトの方は全メンバーが生き生きと演奏し,楽しんでいるように見えました

篠原が「この編成でのアンコール曲はこれしかありません」と言って「ます」の第4楽章を途中から演奏しました.演奏する側も聴く側も楽しめたのではないかと思います

このシリーズの次のシーズンは9月から開始されますが,ベートーベンに代わってブラームスが取り上げられます.すでにシリーズ・チケットは入手済みです.プレトークを含めて今から楽しみです

コメント (5)
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