人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

エメリッヒ・カールマンのオペレッタ「チャールダーシュの女王」

2011年07月20日 06時41分30秒 | 日記
20日(水).昨日,会社に着いてケータイを見るとメール受信の点滅がありました 早速チェックしてみると,1通目が息子からで午前8:31「音楽つけっ放しでいいの?」,2通目が娘からで同9:18「音楽かけっぱなしでいいの?」でした.どうも部屋のFMラジオをつけっ放しで家を出てきたようです

いつもは新聞2紙を読みながら,一番近いコンサートの予習のためにCDをかけて聴いているのですが,昨日はたまたま7:20からのNHK-FMの「クラシック・カフェ」という番組をかけていました.CDならば演奏が終われば音が出なくなるので,子どもたちもアンプやCDプレーヤーのスイッチがつけっ放しでもわからないはずですが,FM放送だと延々と音が出続けるので気がついたのでしょう 遅く家を出る娘の方に「消しておいて」と返信しておきました

クラシック音楽を聴き始めたころはレコードやCDを買うお金も限られていたので,よくFM番組をエア・チェックしてテープに録音していました.ただ,一度録音したものは,安心してしまうせいか,二度と聴かないケースが多く,テープを無駄にしたものです また,CDからカセット・テープにダビングして,よくウォークマンで聴いたものです

ダビングといえば,新聞協会に務めていた頃,多くの人からダビングを頼まれました.思い出に残っているのは欧州駐在をされたこともあるNさんから頼まれたものです.Nさんは協会の仕事以外にハヤカワ・ミステリーの翻訳などもされていていました(いわゆる”二束のわらじ”を履いていた).ある時私に「いま翻訳している推理小説の中にエメリッヒ・カールマンという人が作曲したオペレッタ「チャールダーシュの女王」という曲が出てくるのだが,チャールダーシュとはどんな音楽なのか,聴いたことがないので翻訳するのにイメージがつかめない.ついては,君ならCDを持っていると思うのでダビングしてくれないか」と言うのです.

「はいわかりました.週明けにはお持ちします」とカッコよく答えたのはいいのですが,実はLPもCDも持っていなかったのです クラシック音楽に関して私を頼ってくる人に”出来ません”とは言えないのです.こうなったら意地です さっそくCDショップに行って2枚組CDを購入し,ダビングしてお渡ししました.大変喜ばれましたが,”意地”のための投資額は7,000円でした.でも,ものは考えようで,そのお陰で今まで聴いたことがなかった曲を聴くようになったわけですから,今となってはとても感謝しています

ちなみに「チャールダーシュ」とは,ハンガリーの郷土色豊かな民族舞曲で,昔からジプシーの間で踊られている情熱的で激しい2/4拍子の踊りです ウイーンからはウインナ・ワルツが,ハンガリーからはチャールダーシュが生まれたわけです 

下の写真がその時のCDです.ルドルフ・ビーブル指揮ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団による1985年4月6日・東京文化会館でのライブ録音です.聴くと思わず踊りだしたくなるようなウキウキした音楽です

   
コメント
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