人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

宮谷理香,磯絵里子,水谷川優子によるアンサンブルφ(ファイ)デビュー・コンサートのチケット入手

2012年09月11日 06時59分04秒 | 日記

11日(火).昨日、京橋にあるS建設の新本社を見学させていただきました 建物からの年間CO2を50%以上削減することを目標としているだけあって、パネルによる太陽光発電はもちろんのこと、自然光を効率よく部屋の奥まで取り入れることにより、一般の電力使用量に比べ90%以上も節電しているとのこと.東電もマッサオです また、建物内には約2000人が働いているとのことですが、社員食堂は700席もあるのにはびっくりしました

1階の壁面を見ると、まるで杉の板を張り付けたような模様に気が付きます 説明によると、杉板をコンクリート型枠として使い、コンクリートを流し込んで杉の木目や色をコンクリートに写し込んだということです。まるで杉板の化石が壁面を覆っているような感じです

S建設は歌舞伎座の建物を再建していることでも分かるように、昔からの宮大工の技術を継承する数少ない建設会社ですが、様々なところにその技術が生かされていることが分かりました 営業課長のWさんをはじめ東京建築第2事業部のN統括工事長、S工事長、Fさん、ご多忙中にも関わらずご案内いただきありがとうございました

 

  閑話休題  

 

8日の日経朝刊文化欄に日経記者が「開場15年 減り続ける交付金~新国立劇場 逆風と好機」という記事を書いています 記事を要約すると,

「新国立劇場が開場から15年を迎える.昨年の東日本大震災と原発事故を契機に,オペラ部門の日本人演奏家の存在感が高まった 昨年4月の「ばらの騎士」はほとんどの外国人歌手が降板し,日本人歌手が代役として奮闘した 尾高忠明芸術監督のもと来年4月の「魔笛」は日本人歌手だけで上演する.日本人歌手を積極的に活用するため3月には東京芸術大学と提携.同大でオペラを教える教員が新国立劇場の公演に出演する機会を増やす 第一線の歌手の多くは大学の教員も兼ねている.だが新国立劇場のオペラ公演では事前の稽古などに6週間拘束され,授業との兼ね合いで出演が難しかった 今後の在り方について音楽評論家の山崎浩太郎氏は『常連の指揮者や歌手などがおらず,新国立劇場ならではの独自性がない.常設のオペラハウスとしての親しみや日常性がほしい』と注文をつける

「入場率はほぼ横ばい.チケットを購入した観客の比率を示す『有料入場率』の昨年度の実績は前年度比1.5ポイント減の75.7%.震災のためキャスト変更が相次いだオペラで7.1ポイント減の75%と落ち込んだが,バレエは逆に7.1ポイント増の70.7%.現代舞踏も5.5ポイント増の78%と伸びた

「6月には『劇場法』が成立.劇場・音楽ホールの活性化等に国や自治体が責任を負うことが法律で明記された その中核として新国立劇場の役割がますます強く意識されることになる.その一方で国からの交付金は減少が続く ピークの2000年度には55億円を得ていたが,事業仕訳などの影響で大幅に削られ,今年度は40億円.13年度は公共事業費の削減でさらに交付金が減る恐れもある

山崎浩太郎氏の「新国立劇場としての独自性がない」という指摘はその通りだと思います 尾高忠明芸術監督の日本人歌手を積極的に活用していくという方針は,その打開策の一つと言えると思いますが,それには歌手,演出を含めて相当のレベルアップが求められます そうしないと,「有料入場率」を高めることは難しいでしょう

 

  も一度、閑話休題  

 

アンサンブルφ(ファイ)のデビュー・コンサートのチケットを買いました アンサンブルφ(ファイ)は,宮谷理香(ピアノ),磯絵里子(ヴァイオリン),水谷川優子(チェロ)によるトリオです

φ(ファイ)というのは,芸術界,自然界で最も美しいとされる”黄金比”を表す記号です.音楽においても,いつまでも美しく,上質な演奏に挑戦し続けるユニットでありたい,との願いを込めて命名したとのことです

コンサートは10月31日(水)午後7時から,銀座ヤマハホールです.プログラムは①ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲第7番”大公”」,②チャイコフスキー「ピアノ三重奏曲イ短調”偉大な芸術家の思い出に”」の2曲です

 

          

 

コンサートで配布された1Kgもあるチラシの中から,手ごろなコンサートを見つけたので早速,買いました 芸大フィルハーモニア定期演奏会で10月19日(金)午後9時から東京芸術大学奏楽堂で開かれます.曲目は①シベリウス「歴史的情景第1番」,②同「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」,③同「交響曲第5番変ホ長調」の3曲,指揮はダグラス・ボストック,ヴァイオリン独奏は野口千代光です

ところが,これがダブル・ブッキングだったのです チケットを買う時は手帳を見て,すでに決まっているコンサートとダブらないかを確認してから買うことにしているのですが,今回は何故か10月と11月を間違えて見ていたようです 10月19日は,すでにクラシカル・プレイヤーズ東京の演奏会の予定が入っていたのです こういうドジはこれまでも何回かあるのですが,その都度,”お金を無駄にしやがって”と自分に喝を入れています 今回は藝大フィルハーモニアを諦めるしかないですね.チケットは誰かに差し上げることにします

 

          

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