28日(金)。昨日、新国立劇場から「オペラ・プルミエ会員」2014/2015シーズンのチケット10枚が送られてきました それはいいのですが、年会費の銀行引き落とし日が昨年は5月10日だったのに、今年は4月10日と1カ月も早められているのです これは困ります。定期会員継続申し込みの時点では何の説明もありませんでした 今回も「4月10日のお引き落としになります」と書かれているだけで、なぜ1カ月早まったのか一切説明がありません。新国立劇場というのは時々こういうことを平気でやります 別に払わないということではありませんが、はっきり言って20万円近くの金額の引き落としが1カ月も前倒しされると予定が大幅に狂い、一介のサラリーマンにとっては死活問題です。善処を求めたいと思います
閑話休題
現在、朝日夕刊の「人生の贈りもの」コーナーは、ヴァイオリニスト前橋汀子さんのインタビューを連載しています 昨夕は第4回目でしたが、読めば読むほど前橋汀子という人はもの凄い先生に師事してきたことが分かります ソ連からアメリカに渡って、ジュリアード弦楽四重奏団のロバート・マン氏に師事、その後、スイスに移って名匠ヨゼフ・シゲティに師事します。1970年にはカーネギーホールで、何とストコフスキー指揮アメリカン・シンフォニーをバックにパガニーニのヴァイオリン協奏曲を弾いてデビューします その時に弾いたヴァイオリンはシゲティから借りたものだったそうです とにかくスケールが違います。才能ばかりでなく、度胸もあったのでしょう 彼女の演奏は3月14日に「東京・春・音楽祭」の「春が来た!コンサート」で聴いたばかりですが、まだまだ元気な現役です
も一度、閑話休題
道尾秀介著「カササギたちの四季」(光文社文庫)を読み終わりました
リサイクルショップ・カササギの店長・華沙々木(かささぎ)、いつもリサイクル品を高く売りつけられてくる日暮(ひぐらし)、そして店に入り浸っている中学生の菜美の三人は、四季それぞれに起こる事件に巻き込まれる いつも華沙々木が自信満々に「僕が解決する」と言って「マーフィーの法則」を持ち出して事件解決に臨むが、実際には、日暮が裏で段取りをつけて事件が解決するように仕向けている
春「鵲(かささぎ)の橋」、夏「蜩(ひぐらし)の川」、秋「南の絆」、冬「橘(たちばな)の寺」の四編から成ります。最初のうちは安っぽいリサイクル品を高く売りつける黄豊寺の住職が、いかにも意地悪な悪徳住職のように描かれていますが、最後には誤解が解けて「めでたし、めでたし」になります。道尾秀介の書く小説は、どこか温かみがあり、しかも謎解きは期待を裏切りません。お薦めします