人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

東響「モーツアルト・マチネ第43回」 ⇒ 指揮者:ノットから沼尻竜典氏に、リゲティからモーツアルトに変更 / ジャン=ポール・ベルモンド主演「ムッシュとマドモアゼル」を観る ~ 新宿武蔵野館

2020年11月07日 07時20分46秒 | 日記

7日(土)。昨日の日経朝刊に「ウィーン・フィル 北九州で公演 国外は3月以来初」という見出しの記事が載っていました 超訳すると、

「ウィーン・フィルの公演が5日、北九州ソレイユホールで開かれた 招聘元のサントリーホールによると、新型コロナウイルスの影響でウィーン・フィルは国外公演を控えており、国外ではドイツでの3月の演奏以来初めて 日本政府はオーストリア政府の申し入れを踏まえ、コロナ禍の特例として来日を認めた 感染拡大防止のため、楽団員は入国時の検査後、バスなどを貸し切って移動。移動は宿泊施設と公演会場の行き来だけとし、4日に1度は検査をする。今後、大阪、川崎、東京で公演を行う

この記事によると、海外オーケストラの来日公演は両国政府間の合意のもとに許可が下りないと実現しないようです 今回のウィーン・フィルの場合は”特例”として認められたようですが、なぜウィーン・フィルだけが特別扱いなのか?と疑問に思うと同時に、今回の演奏ツアーが無感染で乗り切れれば、コロナ禍における成功事例となり 海外オケの招聘に向けて大きく前進するという期待も持てます

ということで、わが家に来てから今日で2228日目を迎え、米大統領選で トランプ大統領が「開票を止めろ」とツイートを繰り返していることに対し、スウェーデンの環境活動家ブレタ・トゥンベリさん(17)が5日、「とてもばかげている。ドナルドは怒りのコントロールに取り組み、友だちと古い名作映画を観に行かなければならない。落ち着けドナルド、落ち着け!」と昨年、トランプ氏がグレタさんをくさしたのと同じ表現でたしなめた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     嘘とハッタリのトランプと 17歳のグレタさんのどっちが賢いか 言うまでもないね

 

         

 

昨日、夕食に「鶏のから揚げ」を作りました 唐揚げは2週間に一度は作ります

 

     

 

         

 

ミューザ川崎から「モーツアルト・マチネ第43回公演の指揮者・一部曲目変更」の通知が届きました    それによると、11月21日(土)午前11時開演の同公演は、①指揮者ジョナサン・ノットがコロナ禍の影響で来日不能になったため、代わりに沼尻竜典氏が指揮をとる、②それに伴い曲目の一部を次の通り変更するーというものです

①リゲティ「ラミフィケーション」 ⇒ モーツアルト「交響曲 第32番 ト長調 K.318 」に変更

②ハイドン「トランペット協奏曲」 ⇒ 変更なし (Tp: 佐藤友紀で変更なし)

③モーツアルト「交響曲 第38番 ニ長調 ”プラハ” K.504 」 ⇒ 変更なし

この曲目変更は大歓迎です

 

         

 

昨日、新宿武蔵野館でクロード・ジディ監督による1977年製作フランス映画「ムッシュとマドモアゼル」(101分)を観ました

コンビを組んで数々の映画でスターたちのスタントを務めてきたマイク(ジャン=ポール・ベルモンド)とジェーン(ラクエル・ウェルチ)は、実生活でも恋人同士だった しかし、マイクは結婚式当日に仕事を入れた挙句、事故を起こしてジェーンともども病院送りになり、怒ったジェーンは婚約を解消してスタントの仕事も辞めてしまう 映画ばかりにこだわり仕事を失ったマイクのもとに、国際的スター、ブルーノ・フェラーリ(ジャン=ポール・ベルモンド:二役)のスタントの仕事が舞い込む フェラーリは危険なアクションを代役なしで演じることで知られていたが、実は高所恐怖症でアクションがまったくできなかった マイクはフェラーリと瓜二つだったことから、マイクにスタントの仕事が回ってきたのだった さらに、ジェーンもヒロインのスタントで現場に復帰することになった マイクは彼女とよりを戻そうとするが、ジェーンはイタリア人監督セルジオから迫られたり、大金持ちの伯爵からプロポーズを受けたりして、ジェーンの心は揺らいでいた 果たしてマイクとジェーンはよりを戻すことが出来るのか

 

     

 

この映画は、ジャン=ポール・ベルモンドがスタントマンと人気俳優の2役を演じたアクションコメディです 驚くべきシーンはいくつかありますが、まず最初は本物の虎との格闘です 虎が彼に襲いかかりますが、巧みにかわしています 現代においてこのようなシーンを撮るとしたら、役者の人命尊重と人権問題もあるのでCGを使って逃げを打つでしょう 次に凄いと思うのは繰り返される階段落ちシーンです 日本映画の階段落ちは1982年製作の「鎌田行進曲」が有名です。大部屋俳優のヤスが新選組の池田屋事件で10メートルの階段を転げ落ちるのですが、ヤス役の平田満ではなくスタントが階段を落ちました しかし、ジャン=ポール・ベルモンドは本人が何度も転げ落ちています 不死身のベルモンドです それよりも凄いのは、空中でヘリコプターからセスナに乗り移り、飛んでいるセスナの上に立って風を受けるシーンです もちろん、命綱を付けていますが、飛行中の飛行機の上に立つことがどれほど勇気がいり 恐怖を感じるか、想像すると身震いします この映画はスタントの話ですが、彼はスタントなしでスタント役をこなしているのです ベルモンドこそプロ中のプロです

 

     

コメント (2)
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