人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ジャン=ポール・ベルモンド主演「プロフェッショナル」を観る ~ エンニオ・モリコーネによる悲し気なテーマ音楽が印象に残る:新宿武蔵野館

2020年11月12日 07時30分13秒 | 日記

12日(木)。昨日の日経朝刊第1面のコラム「春秋」で「decency」という言葉に触れていました その部分を抜粋すると、

「ディーセンシー(decency)。米大統領選で勝利を確実にしたバイデン氏、副大統領候補のハリス氏は演説で、米国が取り戻すべき価値として、2人そろってこの言葉を用いた。辞書を引くと『品位』や『良識』と言った意味だ

選挙結果の事実を受け入れることを拒否し、いつまでも「敗北宣言」を出さず、大統領という権力にしがみつき、政権移行を停滞させて平然としているトランプを見ると、これほど「品格のカケラもない」大統領もいないと思います この4年間、トランプはアメリカという国と、その大統領の品位をどん底まで貶めました バイデン+ハリスによる民主党政権は、これから4年間、マイナスとなったアメリカへの評価を、取りあえずゼロまで戻さなければなりません それには共和党の協力も必要だし、何より国民の政権への信頼が不可欠です 2人のリーダーシップが問われます

ということで、わが家に来てから今日で2233日目を迎え、ポンぺオ米国務長官は10日の記者会見で、民主党のバイデン前大統領が当選確実にした大統領選の結果を現時点では認めない立場を示した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     さすがはイエスマンのポンぺオだ! 来年 暴露本の出版を期待してる 売れると思う

 

         

 

昨日、夕食に「鶏肉のマヨポン炒め」と「生野菜サラダ」を作りました 「鶏肉~」はマヨネーズを使いますが、カロリーハーフなどは避けた方が良いようです

 

     

 

         

 

昨日、新宿武蔵野館でジョルジュ・ロートネル監督による1981年製作フランス映画「プロフェッショナル」(108分・HDマスター版)を観ました

元フランス軍のエリートで現在は諜報部員として活動するボーモント(ジャン=ポール・ベルモンド)は、アフリカのマラガウィ共和国の独裁者ナジャラ大佐を暗殺するため現地に潜入する しかし、暗殺決行の直前に政治的状況が変化し、ナジャラが大統領に就任、作戦はボーモントの知らないところで中止となってしまう 計画をリークされ捕らえられたボーモントは、麻薬売買の濡れ衣を着せられ長期刑を言い渡され、共和国の再教育キャンプで苛酷な強制労働と拷問を受けることになってしまう それから2年後、脱獄しパリに戻ってきたボーモントは、現在パリを訪れているナジャラ大統領の暗殺と、自分を裏切り、非常にも切り捨てた秘密警察の長官ローゼンらへの復讐を果たすべく行動を開始する。彼の脱獄と入国を知った秘密警察は彼を捕らえようと必死に行動するが、ボーモントの怒りの方が勝っていた

 

     

 

この映画は、イギリスの作家パトリック・アレクサンダーの小説「大統領暗殺指令」を原作に映画化された作品です 今回、新宿武蔵野館で上映中の「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」で取り上げられた8本の映画の中で、名匠エンニオ・モリコーネが音楽を手掛けているのは「恐怖に襲われた街」と「プロフェッショナル」だけです この作品の中で、弦楽器で奏でられるちょっぴり寂し気なメロディーのテーマ音楽は、「国家に裏切られた男の静かな復讐のテーマ」とでも言うべき傑作で、この作品のラストを物語っているかのようです

ローゼンとボーモントのカーチェイスを観ていて、スティーヴ・マックィーンの「ブリット」を思い出しました この頃の映画はCGなしのガチで、命を張ってやっています CGとドルビーシステムによる大迫力音響の映画は確かに圧倒されますが、ベルモンドやマックィーンの映画に比べたら、いかにも技術に助けられた映画という感じがして感動も半減します

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