13日(金)。昨日の日経朝刊・総合面に「大統領選から1週間 『バイデン氏勝利』米国民8割認識」という見出しの記事が載っていました 超訳すると、
「ロイター通信などが7~10日に実施した世論調査によると、全体の79%がバイデン氏が当選したと回答した 民主党支持者のほぼ全員、共和党支持者の約6割がバイデン氏が勝利したと答えた
『まだ勝敗は決していない』が13%、『わからない』が5%、『トランプ氏が勝利した』との回答は3%にとどまった
『敗者は敗北を認めるべきだ』と回答したのは全体の72%だった
バイデン氏は現時点で当選に必要な選挙人の半数を超える279人を獲得している。米CNNによると、日本時間11日午後6時時点で勝敗が明らかになっていないのはアリゾナ州(開票率98%)、ノースカロライナ州(同98%)、ジョージア州(同99%)、アラスカ州(同65%)の4州。トランプ氏は仮に残り4州を制しても、獲得選挙人数が270人に達しない
」
この記事を見る限り、数字の上でも 民意の上でも トランプは「敗北宣言」する以外に選択肢はないことが明らかです しかし、何をやるか予測不能のトランプのことなので、最後の”切り札”にジョーカーを出してくる可能性もないではないですが、世界からはジョークとしか思われないでしょう
ということで、わが家に来てから今日で2234日目を迎え、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は11日、来年夏に延期された東京五輪・パラリンピックの準備状況を視察するため15~18日に来日することを明らかにしたが、訪問中に五輪中止を議題にする可能性はないと否定した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
日本を含め世界でコロナ感染が拡大している中 選手やボランティアに心配ないか?
昨日、夕食に「ポトフ」を作りました 材料はキャベツ、ジャガイモ、玉ねぎ、人参、トマト、ウィンナソーセージです
寒い夜は温かいものが食べたいですね
下の写真は、娘が漬けた「キュウリとカリフラワーのぬか漬け」です 意外にもカリフラワーが美味しいのです
昨日、新宿武蔵野館でジョルジュ・ロートネル監督による1979年フランス映画「警部」(108分)を観ました
南仏ニースのモーテルで地元警察の警部と娼婦が射殺された アントニオ・セルティ(ジャン=ポール・ベルモンド)と名乗る男が白いオープンカーでやってくるが、彼は刑務所帰りの悪党として町の2大犯罪組織に顔を売り、そのどちらからも信頼を得る
彼の正体はパリの内部捜査機関に所属する伝説の警部スタ二スラス・ボロウィッツだった
ポロウィッツは2大組織の対立を煽って同士討ちで壊滅状態に追い込むと同時に、組織と警察の癒着をあぶり出そうとしていた
潜入捜査を進めていく中で、彼は小説家のエドモンド・ビュジェ=ロスタン(マリー・ラフォレ)と恋に落ち、さらに別れた妻との間にできた娘シャルロットまで訪ねてきたのはいいが、誘拐されたりして超多忙を極めるが、手練手管を使って事件を解決に導いていく
冒頭、セルティが颯爽と乗り回して登場する白い車は「ケーターハム・スーパーセブン」という英国製スポーツカーですが、これが決まっていてカッコイイ また、女流作家エドモンド・ビュジェ=ロスタンが乗る金色の車は「ロールス・ロイス シルバーシャドウⅡ」という高級車です
これは豪華そのもの
この映画はコメディ・タッチの作品なので可笑しなシーンが多々あります 冒頭、白いマフラーをたなびかせてスポーツカーで颯爽と登場したかと思ったら、公園の片隅に寝袋を出して寝てしまいます。スポーツカーと野宿の落差がたまりません
そこにチンピラ3人組がセルティに金を出せと絡んできます
セルティは最初はヤラレタ振りをして逆に拳銃で脅し、3人組にズボンを下げろと命令します
おずおずとズボンを下げる3人の若者がばか者に見えます
そうかと思うと、顔を隠して組織のボスの車を襲い、全裸になって電話ボックスに行って電話をかけてこいと命令し、人々が嘲り笑う中を全裸でボックスに向かうボスの姿には思わず笑ってしまいました
女流作家エドモンド・ビュジェ=ロスタンの家にセルティと彼の娘が泊まることになり、セルティはちょっとしたことで2人の女性を怒らせてしまい、自棄になって自室に戻るとベッドの上でドーベルマンが待っていて、彼に覆いかぶさって絡むシーンは傑作です あの犬はメスだったに違いありません
これをもって、今回、新宿武蔵野館で上映された「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」全8本を観終わりました
映画を振り返ってみて思うのは、危険なアクション・シーンも含めた全ての演技は、ジャン=ポール・ベルモンドがスタントなし CGなしで命を張って演じているという驚きです スタント頼み CG頼りの現代の映画と比べると、当時の映画がいかに”本気”で撮られているかを感じます
新宿武蔵野館には 今回の傑作選で取り上げられなかった作品も是非上映してほしいと思います