人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

フェスタサマーミューザ「洗足学園音楽大学 ~ バレエとオーケストラで魅せる物語」を観る ~ ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」から、グノー:歌劇「ファウスト」から他

2023年07月26日 00時01分17秒 | 日記

26日(水)。わが家に来てから今日で3116日目を迎え、ロシアのプーチン大統領は24日、ロシア軍などの予備役対象となる年齢上限を5歳引き上げる改正法に署名した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     ウクライナ戦で多数の犠牲者が出ている証拠だな プーチンが前線で戦えば良くね?

 

         

 

昨日、夕食に「ピーマンのチーズ肉詰め焼き」「冷奴」「生野菜とアボカドのサラダ」「大根の味噌汁」を作りました 「ピーマン~」はピーマンが大き過ぎて挽肉が足りなくなってしまいました。次回の反省材料にします 味はチーズと塩コショウが効いて美味しかったです

 

     

 

         

 

昨夜、ミューザ川崎シンフォニーホールで「フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2023」参加公演「洗足学園音楽大学 ~ バレエとオーケストラで魅せる物語」を観ました 毎年楽しみにしている公演です プログラムは①ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲、②ショパン「ロマンティック組曲」(ピアノ曲による)、③ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」作品17から、④グノー:歌劇「ファウスト」からです 出演はバレエ=洗足学園音楽大学バレエコース、東京シティ・バレエ団(5名)、谷桃子バレエ団(1名)、牧阿佐美バレエ団(1名)、ピアノ=福島未紀、管弦楽=洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団、指揮=秋山和慶(洗足学園音楽大学芸術監督・特別教授)です

 

     

 

自席は2CA4列17番、2階センターブロック左から3つめです 私はバレエ公演に限って1階席は取りません 演舞の全体像を観るためには2階以上の席でないと把握できないからです。1階席を取っている人たちは、「わが家の娘」が出演しているのかもしれません 私も、娘が小学校の6年間クラシックバレエをやっていたので気持ちは分かります

ステージは奥のスペースに学生オーケストラがスタンバイし、手前のスペースでバレエが躍られます オケは左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという並びです

最初はワーグナーの歌劇「タンホイザー」から序曲です この曲はリヒャルト・ワーグナー(1813-1883)が1843年から1845年にかけて作曲、同年ドレスデンで初演されました 1861年に改定版がパリで初演されましたが、その際に第1幕冒頭のヴェーヌスベルクの場面にバレエが加えられました

1~4年生によるバレエですが、皆さん素晴らしい 東京シティ・バレエ団の西澤一透はさすがはプロのバレリーナだと思わせるパフォーマンスを発揮しました

2番目はショパン「ロマンティック組曲」(ピアノ曲による)です これは戦後 活躍したバレリーナの谷桃子がフレデリック・ショパン(1810-1849)の音楽に触発されて創作した5曲から成る組曲です

使用曲目は、ショパン①プレリュード第17番 変イ長調 作品28-17,②ノクターン第20番 嬰ハ短調「遺作」、③エチュード 変ト長調 作品25-9 ”蝶々”、④ワルツ第10番 ロ短調 作品69-2,⑤プレリュード第16番 変ロ短調 作品28-16,⑥ワルツ「華麗なる円舞曲」第2番 変イ長調 作品34-1です

ピアノ演奏は洗足学園大学院修了の福島未紀です 2~4年生によるバレエですが、白の衣装で踊る「クラシックバレエ」のエッセンスを伝えるものです ショパンの曲とバレエということで思い出すのはフォーキンの「レ・シルフィード」ですが、まさに「レ・シルフィード」へのオマージュです 男女ソリストによる「ノクターン」、女性ソリストによる「エチュード」が特に印象に残りました

 

     

 

プログラム後半の最初はベルリオーズの劇的交響曲「ロメオとジュリエット」作品17から抜粋です この曲はエクトール・ベルリオーズ(1803-1869)がシェイクスピアの同名の悲劇をもとに1839年に作曲、同年パリで初演されました 本公演では全体の中から①序章、②ロメオひとり、③悲しみ、④コンサートと舞踏会、⑤キャピュレット家の饗宴、⑥女王マブまたは夢の妖精ーが演奏されました

1~4年生に、東京シティ・バレエ団から男性3名、女性1名が加わった公演です プロは流石ですが、学生たちの頑張りが素晴らしい

最後の曲はグノーの歌劇「ファウスト」から抜粋です この曲はシャルル・グノー(1818-1893)がゲーテの原作をもとに1852年から59年にかけて作曲、1859年にパリで初演されました 初演時にはバレエの場面はありませんでしたが、1869年にパリ・オペラ座で上演された際に第5場に「ワルプルギスの夜」のバレエが加筆されました

1~4年生に、牧阿佐美バレエ団から1名が加わった公演です この公演では学生たちの素晴らしいパフォーマンスは言うまでもありませんが、秋山和慶指揮洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団による演奏が素晴らしい グノーの原曲がバレエに適していることもあり、学生たちが生き生きと踊っている様子が窺えます 秋山氏の手にかかると学生オケでもプロ並みの実力を発揮するようです

終わってみて、前年と比較すると、①前年が創作バレエを中心とする公演だったのに対し、今年は純クラシック音楽が使われている、②前年は2度休憩がありトータル2時間半くらいかかっていたのが、今年は1度の休憩でトータル2時間以内に抑えられているーという違いがあります この公演は親子連れも目立つので、帰りがあまり遅くなるのは困る、というアンケートが少なからずあったのかもしれません

学生の皆さん、素晴らしいパフォーマンスでした これからも頑張ってください 

最後に主催者側に希望を言わせてもらうと、ヴェルディ「アイーダ」で踊られるバレエを、来年是非取り入れてほしいと思います

 

     

     

コメント
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