人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

東京・春・音楽祭のチケットを3枚取る ~ 東京春祭チェンバーオーケストラ、ショスタコーヴィチの室内楽、ブラームスの室内楽 / 武内英樹監督「翔んで埼玉 琵琶湖より愛を込めて」を観る

2023年12月04日 05時45分34秒 | 日記

4日(月)。「東京・春・音楽祭2024」のチケットを「My セレクト3」で3枚取りました これは12月10日と17日に販売開始のチケットの中から3公演を組み合わせて選んで申し込むと、それに先立つ12月3日に3公演とも取れるというシステムです 会場はいずれも東京文化会館小ホールです

Ⅰ。東京春祭チェンバー・オーケストラ(3月26日・火・19時)①モーツアルト「交響曲第41番」他。演奏:ヴァイオリン=堀正文、ヴィオラ=佐々木亮、チェロ=佐藤晴真、コントラバス=吉田秀、フルート=高木綾子、オーボエ=古部賢一、ホルン=日橋辰朗ほか。

Ⅱ。ショスタコーヴィチの室内楽(3月29日・金・19時)①チェロ・ソナタ、②ヴァイオリン・ソナタ、③ヴィオラ・ソナタ。演奏:ヴァイオリン=周防亮介、ヴィオラ=田原綾子、チェロ=上野通明、ピアノ=北村朋幹。

Ⅲ。ブラームスの室内楽(4月13日・土・18時)①弦楽四重奏曲第1番、②同 第2番、③同 第3番。演奏:ヴァイオリン=周防亮介、小川響子、ヴィオラ=川本嘉子、チェロ=向山佳絵子。

 

     

 

これにより、「東京・春・音楽祭2024」で私が聴くコンサートは次の9公演となりました

①3月19日(火)19時「東京バレエ団 上野水香オン・ステージ」

②3月26日(火)19時「東京春祭チェンバー・オーケストラ」

③3月27日(水)15時「ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』」

④3月29日(金)19時「ショスタコーヴィチの室内楽」

⑤4月 7日(日)15時「ワーグナー『ニーベルングの指環』ガラ・コンサート」

⑥4月11日(木)18時半「プッチーニ『ラ・ボエーム』」

⑦4月13日(土)18時「ブラームスの室内楽」

⑧4月17日(水)14時「ヴェルディ『アイーダ』」

⑨4月18日(木)19時「リヒャルト・シュトラウス『エレクトラ』」

 

     

 

ということで、わが家に来てから今日で3246日目を迎え、香港紙・明報(電子版)は1日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストで安全保障を担当する陳敏莉記者が10月末に北京に出張してから連絡が取れなくなっていると報じた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     現在の習近平政権下の中国では 取材活動を行う上で 何が起こっても不思議ではない

 

         

 

TOHOシネマズ池袋で武内英樹監督による2023年製作映画「翔んで埼玉   琵琶湖より愛を込めて」(116分)を観ました

この映画は、埼玉県の自虐ネタをふんだんに盛り込んだ魔夜峰央のギャグ漫画を実写映画化して話題を巻き起こし、興行収入37.6億円の大ヒットを記録した「翔んで埼玉 」(2019年)のシリーズ第2弾です 主人公の麻実麗役のGACKT、壇之浦百美役の二階堂ふみが引き続き主演を務めています

 

     

 

埼玉県内の田舎道を1台のワゴン車が与野在住の家族を乗せて熊谷に向かって走っている カーラジオからは、埼玉のご当地ソング「人生たまたま・・・さいたまで」に続き、DJが語る埼玉にまつわる都市伝説第2章が流れ始める

その昔、東京から蔑まれていた埼玉県人が、麻実麗(GACKT)率いる埼玉解放戦線の活躍による壮大な茶番劇の末に通行手形を撤廃し、関東に自由と平和が訪れた 麗と壇之浦百美(二階堂ふみ)は、さらなる平和を求めて「日本埼玉化計画」を推し進めるが、埼玉県人は横のつながりが薄いという問題が浮上する 麗は埼玉県人の心を一つにするため、越谷に海を造る無謀な計画を打ち立てる 美しい白砂を持ち帰るために、百美を残し、解放戦線のメンバーとともに和歌山県白浜へと向かう しかし、大海原で船が嵐に巻き込まれて難破し、麗は一人和歌山の海岸に漂着する そこで麗は、通行手形制度撤廃に向けて滋賀県人たちを導く「滋賀のオスカル」こと桔梗魁(杏)と運命的な出逢いを果たす 当時の関西は大阪府知事・嘉祥寺晃(片岡愛之助)、その妻の神戸市長(藤原紀香)、京都市長(川崎麻世)らの支配下にあり、滋賀県人、和歌山県人、奈良県人らが非人道的な扱いを受けていた 白浜も大阪人のためのリゾート地になっており、通行手形のない者は入ることができず、そこには和歌山解放戦線のリーダーである姫君(高橋メアリージュン)が囚われていた 桔梗は姫君を、麗は嘉祥寺に囚われた仲間たちを救い出そうとするが、麗もまた嘉祥寺の手中に落ちてしまう 嘉祥寺が「日本の大阪化」という恐ろしい計画を企てていることを知った麗と桔梗、そして百美たちは、果たして暴走する嘉祥寺を阻止することができるのか  ・・・ 事態はやがて日本全土を巻き込む史上空前の関西対関東の対決へと発展していく

 

     

     

第1作同様、あまりのバカバカしさに大笑いしました しかし、「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」という第1作ほどのインパクトはなかった、というのが正直な感想です

だいいち、「翔んで埼玉」なのになぜ関西に舞台を移さなければならないのか これでは「(関西に)飛んで埼玉」ではないか 前回は埼玉がしきりにディスられていましたが、今回は滋賀が「琵琶湖以外に何の特徴もない県だ。湖が県のほとんどの面積を占めていて、人が住むところがあるのか」とディスられていました

第1作で度肝を抜かれた有名人の「出身地対決」のインパクトも弱いと言わざるを得ません 北川景子が出ても藤原紀香が出ても、第1作の「家政婦は見た」の市原悦子には敵わないでしょう もっともGACKTも二階堂ふみも、埼玉でも大阪でもない沖縄出身なので何とも言いようがないのですが

ただ、大阪府知事の陰謀で大阪名物『粉もん』(たこ焼きなど)の粉に大阪弁を話すようになる薬を混ぜた粉末を「通天閣ミサイル」に搭載して飛ばし、東京はじめ日本全土を大阪化しようとすると、麗の埼玉側は、何と埼玉県にある唯一のタワーに仕込まれた「行田タワー ミサイル」で迎撃し、木っ端みじんに打ち砕くというギャグは最高に笑えました これが飛ばなかったら「飛んでもない埼玉」になるところでした しかし、行田タワーってホントにあるのか

今回は壇之浦百美役の二階堂ふみの出番が少なかったのが寂しかった その代わり、桔梗魁役の杏がカッコよかった

さて、音楽の話です。麻実麗と桔梗魁は幼い頃に生き別れた兄弟だったことが判明しますが、終盤で二人が海岸で佇んでいるときに流れたのはマスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲でした これを聴いて、たしか第1作でも同じ曲を使っていたな、と思い出しました 第1作ではシラコバトが百美の肩に止まるシーンで流れていました 武内監督は余程この曲が好きなようです 「カヴァレリア・ルスティカーナ」は「田舎の騎士道」という意味なので、ストーリー的には合っているのでしょうが、音楽の曲想からは「翔んで埼玉」のイメージから一番遠いところにあるように思います

 

     

コメント
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