マスクが足りないのは、単にパニックになった人たち商品を奪い合っているからに過ぎない。
人々の異常なまでの大量買いの行動!
際限のないパニック買いが収まらない限り、どんなにマスクを増産しても、マスク不足は続くだろう。
店頭に出たとたんに、行列を作っていた人がすぐに買って店を出ていくのだ。
当然、あっという間に品切れとなる。
取手・東の近隣には、ミスターマックス、マスダ、ヤオコウ、マスミなどの大型店がある。
朝一番、開店前から人々の行列ができている。
その時間に体力とお金のある人々が、マスクを独占する構図なのだ。
なかには、各店舗の入荷時間に合わせて、何軒もの店を回る人もいるそうだ。
家にはすでに大量の買いだめしたマスクが転がっているのに・・・
実に異常なまでの人々の行動パターンだ。
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正確な情報と透明性も必要
災害には「体感型」と「非体感型」がある。
体感型の災害は地震や津波など、災害状況や被害の原因を五感で捉えられるものだ。
ある程度把握できるので人々は比較的、合理的な行動をとれる。
(想定外の津波は別だったが・・・)
一方、五感で捉えられない原発・放射能やウイルスが原因の感染症は非体験型の最たるケースで、人々はリスクに対する恐怖をより強く感じる。
ウイルスという敵は見えない。
そして、「感染者」という被害者が次々と出て、死者も増えいく。
「見えない敵」に対して強いストレスを感じ、普通では考えっれないパニックが起こりやすくなってしまう。
必然的にトイレットペーパーの買い占めやマスクの買い占に走ってしまう。
「森友学園を巡る文書改ざんなどの影響で、多くの人が政府に不信感を抱いているのも、リスク管理面でマイナスに働いている」と広瀬広忠 東京女子大学名誉教授が指摘している。