解説
野生の超人ターザンと父を訪ねて旅する美しい娘ジェーンの恋と冒険を描く。製作はボー・デレク、監督・撮影はカメラマン出身のジョン・デレク。エドガー・ライス・バロウズの原作を基にトム・ロウとゲイリー・ゴダードが脚色。音楽はペリー・ボトキン・ジュニア、編集はジェームズ・B・リング、美術はアラン・ロドリック=ジョーンズが各々担当。出演はボー・デレク、リチャード・ハリス、ジョン・フィリップ・ロー、マイルズ・オキーフ、アクシュラ・セラヤーなど。日本語版監修は金田文夫。メトロカラー、ビスタサイズ。1981年作品。
ストーリー
1910年のアフリカ。若く美しい娘ジェーン(ボー・デレク)は、アフリカの奥地で探険を続ける著名な冒険家ジェームズ(リチャード・ハリス)を探し出すために、1人で旅に出た。彼こそ、ジェーンのまだ見ぬ実の父なのである。
彼のいる奥地に運搬船で向かった彼女は、着いた先で、ジェームズがカメラマン、ホルト(ジョン・フィリップ・ロー)を伴って荷物をまちうけているのを目にした。彼が待ちこがれている荷物とは、実は大砲だった。
そして、一方でこの美しい娘の到着をも歓迎するジェームズ。ジェーンは、彼が自分を実の娘だと知っていることに驚いたが、さらにジェームズがマサイ族出身のナンビア(アクシェラ・セラヤー)という妻をもち彼女をアフリカと呼んでいることを知り、複雑な気持ちを抱いた。しかし、夜、はじめてしみじみと言葉を交わす父娘。
彼女が生まれて1年後に父母が離婚したこと、その母が1週間前に亡くなったこと…。やがて心を交わす父娘。
翌日、伝説の象の墓場を探す旅に出るというジェームズを口説き、自分も同行することになったジェーンは大自然の雄大さに目をみはった。そしてライオンに襲われかかった彼女を1人のたくましい青年が救った。ターザン(マイルズ・オキーフ)だ。
しかし彼は風のようにその場を去っていった。やがて、再び現われたターザンにさらわれたジェーンは、彼を銃でおどかしたことで、1人ジャングルに置き去りにされる。しかし、ニシキヘビに襲われ、その場を救いに来たターザンは、死闘の末気を失った。
彼の忠実な仲間である2匹のチンパンジーとアフリカ象の案内で彼の住み家に行き、熱心に看病するジェーン。
意識を取り戻したターザンと初めてうちとけるジェーン。
一方、彼女の失踪を心配していたジェームズらの許にジェーンが無事戻る。
ジェームズらは、象牙王が取りしきる集落につくが、仲間たちが彼らに襲われ、ジェームズも象牙で刺された。危機一髪のジェーンの許に、大群の象をひきいたターザンが現われ、象牙王を倒した。
息を引きとっだジェームズに代わり、ターザンが固くジェーンの手を握るのだった。
スタッフ・キャスト
1981年製作/アメリカ
原題または英題:Tarzan The Ape Man
ハンターのジェームズ・パーカーは、伝説の「白い猿」を追い求めアフリカにいた。
そこへ生き別れの娘ジェーンがやってきて、彼女の母親が亡くなったことを知る。
その後、行動をともにした彼らは実際に「白い猿」ターザンに遭遇し、ジェームズは何としてもターザンを捉えて連れて帰ろうとする。
その道中でターザンがジェーンをさらい、2人は互いに惹かれ合ってゆくが、今度は生け贄にしようとする現地人によってジェーンは再びさらわれそうになる…。
密林にとどろくターザン・コール!スリルと冒険の夢をもって力強い雄叫びと共にあのターザンが帰って来た!!美しいジェーンの危機・・・・・いま巨象の大群と共に密林の王者の猛襲が始まる!
キャスト
役名 | 俳優 | ||
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ジェーン・パーカー | ボー・デレク | ||
ジェームズ・パーカー | リチャード・ハリス | ||
ハリー・ホルト | ジョン・フィリップ・ロー | ||
ターザン | マイルズ・オキーフ | ||
その他 |
スタッフ
- 監督:ジョン・デレク
- 製作:ボー・デレク
- 原作:エドガー・ライス・バローズ「類猿人ターザン」
- 脚本:トム・ロウ、ゲイリー・ゴダード
- 音楽:ペリー・ボトキンJr.
- 撮影:ジョン・デレク、ヴォルフガング・ディックマン
- 編集:ジミー・リン
- 美術:アラン・ロデリック=ジョーンズ
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