アイスランドに住んでいて「不便だ」と思わざるを得ないことは、これまでにもたくさんありましたし、今もあります。ただ、もう二十年以上こちらにいますので、その内容は時とともに変わってきています。
来た当初はまだインターネットが今のように発達していませんでしたので、日本との連絡のほとんどすべてが「不便」でした。日本の両親が送ってくれる新聞とビデオが着くのが約二ヶ月経ってから。
ニュースやテレビ番組はいつも「昔」のものを追っかけていたわけで、それ以外に日本の情報を得る術はありませんでした。というわけで、来てから十年間くらいの間に日本で起こったことは、私の頭の中にはあまりありません。
阪神大地震やサリン事件のような重大ニュースは、もちろん月遅れのニュースビデオで追いかけましたが、プロ野球情報やヒットソングなどはほとんどシャットアウトでした。
というわけで、日本の人と話す時、時折皆が知っている曲をワタシだけ知らない、という悲しいことも時々起こってしまいます。
ついでに食文化について触れますと、来た頃はお米と鶏肉に泣かされました。今でこそカリフォルニア米とはいえ、一応の日本米は手に入ります。以前はそうはいかず、ジャスミンがあれば御の字、なければイタリアのリゾット用のお米を常食していました。
時には「アンクルベン」以外には手に入らないこともあり、これには往生しました。「アンクルベン」をご存じない方は是非一度トライしてみてください。あれでおにぎりを作れたら、アイスランドから粗品を提供します。(^-^;
また、鶏肉を賞味する文化がなく、チキンはまるまる一羽を冷凍したものだけが入手可能でした。ですから鶏肉を使いたければ、まず解凍、それから丸ごと茹でてから肉を切り取る、という壮大な作業にならざるを得なかったのです。なぜ茹でるか?茹でないと生の肉はほとんど切り分け不可能です。
今では生の鶏肉はスーパーで売っていますし、ちゃんと部位に分かれ、骨付き骨なしも選べます。ただ値段は高いです。牛肉並みの値がします。何故でしょうね?
食材全般に関しては、生ものは別ですが、国際通販のおかげで今は非常に楽になりました。麻婆の素や焼肉のタレも買うことができますし、しかも一定の期間のうちに必ず手に入るので、買い置きに奔走する必要もなくなりました。ありがたや〜。
で、「The不便なこと」2010年代ものです。
これは個人の趣味に属する部分もあるのですが、エレクトロニクス製品の発売が遅いことです。しかも値が高くなる。
例えばiPhoneです。先日、アップルのイベントがありiPhone6S等が発表されましたよね。アイスランドからの写真もプレゼンで使われていました。なかなかあの3Dタッチはスグレモノのような感じがします。日本などではあと一週間くらいで手に入るのでしょうか、確か?
アイスランドでは...いつ手に入るものやら...なにしろ春に発売されたアップルWatchがまだ店頭に並んでいませんから。同じ頃発表さえれた新MacBook。12インチのRetinaスクリーンのやつですが、これも「この夏来たる!」の表示のまま秋を迎えています。
しかも値段が違うのです。この新MacBookを例に取りましょう。256GBの一番安いモデルです。日本のアップルのHPで調べると、標準小売価格は148,800円。同じものの価格がこちらの販売店(アップル直営ではありません)では247,900クローネに設定されています。
日本円に換算すると約234000円。80,000円以上高いことになりますね。ということは日本の標準小売価格(ビックカメラで買えばもっと安いでしょう)の1,56倍です。どうです、高いでしょう?(って、自慢じゃないだろう)
というわけで、このPC/Mac、携帯、smartwatch等の周辺機器に関しては,アイスランドは「孤島」蚊帳の外です。そして...悲しいかな、ワタシはそういったものが好きなのです。
私は完璧に「庶民」で、車はカローラが十年目に入りましたし、古くて小さいアパートはあちこちに修繕必要箇所が待機しています。待機したままでしょう、あと数年は。
しかしです。iPhoneとかは大好きで、必ず新しいモデルを買うのです。「必ず」ではないですね、Sシリーズは見送ることにしています。ただ今回は3Dプッシュが相当良さそうなので、掟破りになるかもしれません。
しかし、いつになることやら...
ちなみにSamrtwatchは手に入れました。日本のアマゾンで買って、転送屋さんを経由して来ました。関税は安くはありませんが、それでもこちらの設定価格よりは安かったです。転送屋さん、感謝。
必要なサービスを遅延なく編み出してくれるニホンはさすがです。ニホンに一ポイント!
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
来た当初はまだインターネットが今のように発達していませんでしたので、日本との連絡のほとんどすべてが「不便」でした。日本の両親が送ってくれる新聞とビデオが着くのが約二ヶ月経ってから。
ニュースやテレビ番組はいつも「昔」のものを追っかけていたわけで、それ以外に日本の情報を得る術はありませんでした。というわけで、来てから十年間くらいの間に日本で起こったことは、私の頭の中にはあまりありません。
阪神大地震やサリン事件のような重大ニュースは、もちろん月遅れのニュースビデオで追いかけましたが、プロ野球情報やヒットソングなどはほとんどシャットアウトでした。
というわけで、日本の人と話す時、時折皆が知っている曲をワタシだけ知らない、という悲しいことも時々起こってしまいます。
ついでに食文化について触れますと、来た頃はお米と鶏肉に泣かされました。今でこそカリフォルニア米とはいえ、一応の日本米は手に入ります。以前はそうはいかず、ジャスミンがあれば御の字、なければイタリアのリゾット用のお米を常食していました。
時には「アンクルベン」以外には手に入らないこともあり、これには往生しました。「アンクルベン」をご存じない方は是非一度トライしてみてください。あれでおにぎりを作れたら、アイスランドから粗品を提供します。(^-^;
また、鶏肉を賞味する文化がなく、チキンはまるまる一羽を冷凍したものだけが入手可能でした。ですから鶏肉を使いたければ、まず解凍、それから丸ごと茹でてから肉を切り取る、という壮大な作業にならざるを得なかったのです。なぜ茹でるか?茹でないと生の肉はほとんど切り分け不可能です。
今では生の鶏肉はスーパーで売っていますし、ちゃんと部位に分かれ、骨付き骨なしも選べます。ただ値段は高いです。牛肉並みの値がします。何故でしょうね?
食材全般に関しては、生ものは別ですが、国際通販のおかげで今は非常に楽になりました。麻婆の素や焼肉のタレも買うことができますし、しかも一定の期間のうちに必ず手に入るので、買い置きに奔走する必要もなくなりました。ありがたや〜。
で、「The不便なこと」2010年代ものです。
これは個人の趣味に属する部分もあるのですが、エレクトロニクス製品の発売が遅いことです。しかも値が高くなる。
例えばiPhoneです。先日、アップルのイベントがありiPhone6S等が発表されましたよね。アイスランドからの写真もプレゼンで使われていました。なかなかあの3Dタッチはスグレモノのような感じがします。日本などではあと一週間くらいで手に入るのでしょうか、確か?
アイスランドでは...いつ手に入るものやら...なにしろ春に発売されたアップルWatchがまだ店頭に並んでいませんから。同じ頃発表さえれた新MacBook。12インチのRetinaスクリーンのやつですが、これも「この夏来たる!」の表示のまま秋を迎えています。
しかも値段が違うのです。この新MacBookを例に取りましょう。256GBの一番安いモデルです。日本のアップルのHPで調べると、標準小売価格は148,800円。同じものの価格がこちらの販売店(アップル直営ではありません)では247,900クローネに設定されています。
日本円に換算すると約234000円。80,000円以上高いことになりますね。ということは日本の標準小売価格(ビックカメラで買えばもっと安いでしょう)の1,56倍です。どうです、高いでしょう?(って、自慢じゃないだろう)
というわけで、このPC/Mac、携帯、smartwatch等の周辺機器に関しては,アイスランドは「孤島」蚊帳の外です。そして...悲しいかな、ワタシはそういったものが好きなのです。
私は完璧に「庶民」で、車はカローラが十年目に入りましたし、古くて小さいアパートはあちこちに修繕必要箇所が待機しています。待機したままでしょう、あと数年は。
しかしです。iPhoneとかは大好きで、必ず新しいモデルを買うのです。「必ず」ではないですね、Sシリーズは見送ることにしています。ただ今回は3Dプッシュが相当良さそうなので、掟破りになるかもしれません。
しかし、いつになることやら...
ちなみにSamrtwatchは手に入れました。日本のアマゾンで買って、転送屋さんを経由して来ました。関税は安くはありませんが、それでもこちらの設定価格よりは安かったです。転送屋さん、感謝。
必要なサービスを遅延なく編み出してくれるニホンはさすがです。ニホンに一ポイント!
応援します、若い力。Meet Iceland
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