キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

羽魚 ~魚の話~

2008年08月01日 | ☆記憶
みなさんは「ハイオ(羽魚)」という魚をご存知でしょうか?

お刺身なんかになってて、木の年輪みたいな筋が大きく入ってて、
ちょっとバサバサしてる。
白身の魚です。

思えば、「ハイオ」って東京で見ないな~。
もう何年も口にしていない。


熊本にいたころ、よく晩御飯に出てきた「太刀魚」も、こっちではちょっと高級な扱いだったり、
「きびなご」も、売ってないことはないけど、めったに見ないし。

熊本では完全なる大衆魚だった「このしろ」(小骨が多くて子供心に苦手な魚だった)にいたっては、東京には全く売ってない。
(東京の「コハダ」が「このしろ」に当たるらしいけど、大きさが違う。)


地方で魚の流通ってこんなに違うのね~。


と思っていましたが、

「忘れられた日本人」を読んでいて、あっ!と思いました。

対馬の漁師さんの話の中で、

「ハイオ(カジキマグロ)」 という言葉が登場したのです。

え?
ハイオ(羽魚)って、カジキマグロのことだったの??
知らなかった~。




ネットで検索したら、熊本の話題ばかり出てきた。
「ハイオ」というのは、熊本限定の言葉なのかしら?

熊本の魚屋さんのブログの記事です。
これによると、おいしい「トロ」みたいなハイオもあるそうです。
     ↓
http://tasaki484.otemo-yan.net/e62845.html


●メモ●
このしろは出世魚だそう。
コハダが、このしろになるそうです。
だから、このしろのほうが大きくて当然なのですね。

西日本でよくとれるらしいですが、有明海の有数の漁場で20年位前までは、ばんばん捕れてたそうです。
傷みが早いので、遠くの地方にまで流通することが少なかったらしい。
だから、子供のころ、熊本であんなに食べた、このしろが、東京にはないのですね。
納得。
学名:Konosirus punctatus
このしろですね。

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