キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

2011年3月雑感

2011年03月26日 | ☆自分のために書く話
震災以降非日常の中で日常を過ごしている感覚だ。
時間がたてば忘れることもあると思うので、今の私のことを書いておく。


インターネット時代になって、一番自分にとって当事者感のある災害がおきた。
今自分にとっての課題は情報不足ではなく、情報過多であることだ。
情報がむき出しの生の状態に近い形で、世界中から届いている。
それを取捨選択する能力、智恵が問われている時代なのだと強く感じる。

地震、津波、恐ろしいほどの災害で、いまだに被害の全容すら分からない。
でもこのことはきっと復興できる。
時間がかかっても、私たちは復興できる。
これは今までの歴史が証明してくれている。

原発。
これはまさに現在進行形だ。
誰も今後の行く末について分からない。
皆不安で、それゆえパニックが起きる。

だかこれも、私はそれほど心配していない。
最終的には、何らかの解決があるだろうし、あのチェルノブイリ事故であってもウクライナはいまだになくなっていない。
チェルノブイリから100km程度しか離れていないキエフはいまだに首都だし。


放射能の健康上の問題については、この1週間でいろいろな専門家の書いた文章を読み、

・原爆のような大きなエネルギー熱線で被害を受ける可能性は皆無であること。
・大人は放射性物質の影響をほとんど受けないこと。
・60~70年代の核実験が続いていた時代、放射線物質の量はチェルノブイリ事故直後の量が毎年続いていたこと。(その状態を普通のこととして、私たちは過ごしてきていること)
・放射性物質の健康被害を受けたとしても、そのリスクは私たちの日常生活に普通にある(喫煙などの)リスクと変わらないか、あるいはそれ以下であること。

などのことを知り、必要以上に恐れる必要がないことを納得している。


今一番心配しているのは、今、原発で作業している人たちには危険が常に付きまとっていること。
彼らは熱線の急激な被曝もありえること。
避難している周辺住民の暮らしが元に戻るのがいつなのか、誰も分からないこと。


今後原発は、何度も放射性物質を出すことになるだろうし、そうすればその度に周りが汚染され、人々がパニックに陥るだろう。

経済に対する打撃は、東北関東そして日本中に及ぶと思う。
電力問題もあるし、実際私の仕事もどんどん不景気になると予想できる。
今と同じような生活は、もはやできないと覚悟をした方がいい。
でも智恵を絞って、よりよい未来を探っていく必要があると思う。


電機が足りないのは困るが、皆が節電について考えているのは大いによいと思う。

九州でも原発が動かせない事態になっているようだ。
もしかして、荒瀬ダムをそのまま使って再度水力発電をしようということになったりするのだろうか?(発電量が全然違うけど)



私は自分自身がこを乗り切っていくために、起こってしまったことを嘆きすぎたり、現状を心配しすぎたり、未来のことを不安に思ったり、できるだけしないようにしたいと思っている。
そのストレスで身体を壊すのはいやだ。
先のことは誰にも分からないのだから、希望を持つ方が絶対にいい。

私は小心者で心配性だから、自分が安心できる材料を一生懸命探している。
希望の裏づけを一生懸命探している。



その結果、いま80%くらいは安心しています。
買占めをして安心したい人がいるように、私は情報をむさぼって安心しているだけなのかもしれないが。

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