キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

偉大なる、しゅららぼん(2014日本)

2017年02月03日 | ☆エンタメ-映画
万城目学原作の映画化です。
偉大なる、しゅららぼん スタンダード・エディション [DVD]
キングレコード


「まんじょうめ」かとおもったら「まきめ」と読むのですね。
この方のお名前。
本はまだ読んだことありませんが、映像化作品は
「鹿男あをによし」(TV)
「鴨川ホルモー」
「プリンセス・トヨトミ」
とかなり見ています。

いつもどこからこんな発想?と思うような、奇想天外な設定がある。登場人物たちの多くはその世界のルールを信じて生きているのだけど、主人公はこっち側の普通の世界からそっちの世界を足を踏み入れる・・という設定になっているので、私たちも楽しめるようにできています。


今回のは、琵琶湖のほとりに特別なチカラをもった人々が住んでいるという話。
お城に住んでる高校生など、見た目も面白い。

鴨川ホルモーの「ゲロンチョリー」とかは楽しいと思ったけど、今回の「二度づけ禁止」という小ネタは面白くなかった。
関西人にしか受けないと思うな。
とはいえ、この人の話の舞台はいつも関西。
「鹿男あをによし」は奈良。
「鴨川ホルモー」は京都。
「プリンセス・トヨトミ」は大阪城。
そして今回の「しゅららぼん」は琵琶湖。

次はどこかな~。
神戸あたりかな?

キャストでは、やはり浜田岳はいいですね。
村上弘明もいつまでもカッコいいなぁ~!

映画の出来としては…う~ん、原作の方が面白いんじゃないじゃないかな?読んでませんが。
この手の話を面白く作るのは案外難しいことなのかもしれないですね。


台湾のレジェンド歌手「文夏」先生来日の巻

2017年02月02日 |   └─POPS中華
このブログにも数年前から何度も名前が出てきている「文夏」先生。
御年88歳、台湾の大歌手先生です。

日本語も堪能で、日本の歌も沢山歌ってますし、日本の歌を台湾語にしてたくさん歌ってきた人です。
そして今もまだステージに立っていらっしゃいます。
国宝ともよばれている人です。

いまでも台湾でよく歌われる「黄昏的故郷」は三橋美智也の「赤い夕日の故郷」。
「ままちゃり」と言ってる「媽媽請你也保重」は「オイラは東京へ来たけれど」」だったかな?
橋幸夫の「潮来笠」なども中華圏に広めた功労者ですね。


2005-01-02 黃昏的故鄉 文夏


20121012 陪文夏去旅行-黃昏的故鄉-文夏&陳昇&阿煜&蕭煌奇



その「文夏」先生、なんと今日来日されていました。
いらっしゃるかも、とは聞いてたのですが、今日だったとは。
そして明日、浅草でコンサートがあります。
日本の華僑の団体が春節の企画したもののようで、一般客は入れないコンサート。
残念。

聴きたいなぁ。

潜り込みたいけど、明日はどうしても仕事が抜けられない・・。
もっと早くわかってたらなぁ。


文夏先生のことを書いた記事たち


沈黙~サイレンス(2015)

2017年02月01日 | ☆エンタメ-映画
遠藤周作の「沈黙」の映画化。
マーティンスコセッシ監督が日本の俳優を使って、台湾ロケで作った大作です。
スコセッシ作品は私の嗜好とはかなり違うので、これまで「シャッターアイランド」しか見たことなかったのですが(そしてやはり好きにはなれなかった)今回は、日本が舞台だし、ある映画人に協力推薦されたので、見てみようかと思っています。

原作の「沈黙」には思い出があります。
10年以上前になりますが、夏休みにイタリアへ一人旅をしました。
陽光あふれる、南イタリア。
バカンス気分で楽しむつもりでした。
その旅に文庫本の「沈黙」を持って行きました。
キリスト教の話・・位しか予備知識がなかったためでした。
旅の間ずっと読んでいました。テーマが重いし、拷問シーンなど苛烈な描写も多いし、読み進むうち暗くふさぎ込む気持ちなっていきました。イエズス会の教会などに実際訪れて、何とも言えない気持ちになり、早く日本に帰りたいと思ったり。それでも力あふれる筆致というのか、途中で放棄する気にはならず、最後までぐいぐいと読まされてしまいました。で、最終日に泊まったローマのホテルのライブラリーに寄贈してきました。

映画見て「沈黙」読み返したくなるかな?
日本で読んだ方が少し楽な気持ちで読めるかもしれないですね。

沈黙 (新潮文庫)
遠藤 周作
新潮社




あの時、ポンペイ遺跡にも行きました。
キリスト教の臭いがしない遺跡にほっとしました。

キリスト教は歴史の必然だったのだとは思いますが、宇宙からの視点(は不可能ですが)で見てみると、キリスト教が人類にもたらした悲劇はかなりの重さと大きさであるように思います。(キリスト教に限らずですが)
なぜ、ヨーロッパ人は、アジアにアメリカにアフリカに自分たちの神を伝えなければならないと思ったのでしょうね。
「宣教」という行為が、人類に与える意味は何だろうと思う今日この頃です。

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