手賀沼に注ぐ大津川下流沿いの農道に異様な花が咲いています。
この南アフリカ原産のユリ科の花は、トリトマで、明治の中ごろには日本に持ち込まれていたようです。
でも、日本の田園風景の中では異色の存在です。
中南米産のカンナと比べても、インパクトの強さは際立っています。
日本原産のキク科の花、アザミでは太刀打ちできません。
これは、柏市増尾城址公園のタイサンボクです。
やはり外来種で、明治初年北アメリカ南部から来たそうです。トリトマと違って日本の風土によくなじんでいます。
直径20cm もある大きな白色の花は芳香を放ち、存在感があります。「たくましい肉体を持ちながら気品があり、教養もある貴公子」と例えている人もいます。(野田坂造園樹木事典・Aboc 社)
そういえば、「泰山木」は居酒屋やカフェの店名にもありますね。